車イスは硬くてガツガツして痛いんだ…入院病棟から検査室5分間の苦痛

インフルエンザ脳症体験談~入院時~

インフルエンザ脳症で大学病院に入院していた時は毎日が検査の連続。検査は入院病棟から一般病棟のMRI室などに移動して受けます。その際に車イスで移動していました。

最初は車椅子で移動することに違和感を感じていたんですよね。だって「アルプ少女ハイジのクララ」のように足が不自由な人が使うものだと思っていましたから。

この時、生まれて初めて車いすに乗りました。実際に乗ってみて…驚きました。「これはキツイ!」これが率直な感想でした。

病室から検査室へ歩いて移動することも出来ない自分

初めて車イスで検査室に移動したときは違和感、恥ずかしさ、恐怖を感じていました。

「車椅子を使うぐらい重症」ということをまざまざと実感させられましたから。

車椅子を押してくれる方は私よりだいぶ年上の女性です。「押してもらって悪いなぁ」という申し訳ない気持ちが湧いてきます。外来の患者さんからもジロジロ見られているように感じます。

でも後々考えると「あの時は車椅子はアリだったなぁ」と思うんですよね。

だって認知が滅茶苦茶になってる状態でしたから。一人では病室から検査室まで移動ができません。そして検査室から病室まで戻ることも出来ません。

歩くことは出来ました。でも歩くのがとても遅かったと思います。注意力もどこかに飛んでいます。どこで何にぶつかるかもわかりません。

正直「車椅子なんて大げさな!」と感じていましたが。今思えば妥当な処置だったと思います。

生まれて初めて車いすを利用した感想

初めて車椅子に座った時こう思いました。

「うわ、いてぇ!」

硬いんです。座席が。背もたれもピーンと貼ったプラスチックのような布?です。まるで木の椅子に座っているかのよう。

「ゴロゴロゴロ」とお世話係の人に押されて移動し始めます。すると硬い衝撃がお尻に伝わってきます。廊下はまだましです。「ついーー」と滑るように進んでいきます。

問題はエレベータなどのわずかな境目。あれが「ガツガツ」と全身に響くのです。これが痛い!

もともと私はロードバイクに乗っています。こんなやつです↓

ロードバイクの写真

ロードバイクの写真(利根川の水門そば)

この手の自転車はママチャリと違い、極限までムダを削り落として軽量化しています。スピードが出るように設計されています。だからめちゃくちゃ乗り心地が硬くて悪いです。慣れないとお尻が痛くてまともに乗れません。

そんなロードバイクに乗っている私が「車椅子ってかたーい!(;´Д`)」そう感じたのです。

車椅子ってペラペラで硬いものばかりなの?

車椅子って私が病院で使ったようなペラペラなものばかりなのでしょうか?

床がきちんと整備された院内ですら乗り心地は最悪なのです。外で使ったら舗装されたアスファルトの振動が苦痛で仕方がないと思います。

大きなスーツケースを道路で転がすとプラスチックの車輪から「がああああああっ!」「ガンッ!」ってけたたましい音がしますよね?あれに座るようなイメージです。

私は退院時には歩いていましたが、車椅子のまま退院する人もいます。そういう人はどうなるのだろうと思います。

そこで「もしかして乗り心地の良い車椅子ってあるのかな?」と思い探してみました。

そしたらあるんですね。乗り心地を追究した車椅子やオプションパーツが。

衝撃を吸収し車いすの乗り心地を激変させるLoopwheels

このページによると車椅子の乗り心地のポイントは重量とホイールのようです。私が乗っているロードバイクと同じですね。ロードバイクでは重量とホイール選びは最も重要なテーマです。

ママチャリは20Kg弱の重量ですが、ロードバイクは7Kg以下です。極限まで軽しています。軽くすると車体が弱くなります。素材が薄くなりますからね。でも車体が弱くてへにょへにょしていては力が逃げます。そうすると肝心のスピードが出ません。だからガチガチに硬くする必要があります。

でも固い自転車は乗り心地が最悪です。お尻が痛くては1日に数百キロメートルも乗れません。

ロードバイクはこんな矛盾の塊の中で性能削り出しています。それと同じことが車椅子にも言えるんだなぁと思いました。快適な車いす生活のために快適なホイールを選ぶのってありだなって思います。

自宅でも車椅子を長く使うときはこういうのを選ぶのもアリですね。

車椅子って足の不自由な人だけが使うものだと思っていましたが、私のように脳に障害が出て認知が滅茶苦茶になった人にも必要なもの。そして車椅子の乗り心地は最悪!。

そんなことを今回の入院で学びました。

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