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高次脳機能障害者に襲い掛かる深刻なものから抜け出すためにしてきたこと

高次脳機能障害って身体障碍とはちがって、すっごく理解しにくい。周りから見てもそうだし、自分でもそう。さっぱりわけが分からないんですよね。自分の障害を理解できるまでに何年かかるのやらなんですよ。

そうなるとね、家に引きこもりになってしまうんですよ。高次脳機能センターのセンター長から「一番の悩みは、当事者が引きこもってしまうこと。」って言っているのを聞いたことがあります。

わかります!わかります!

私自身もほぼ引きこもり状態でしたから。だって行動すると失敗するんですよ必ず。簡単なお使いすらできないのです。

卵と牛乳をまちがえるとか、そういうのはザラ。何を買うのかを忘れることもあったし。

ちなみに私はよく家電屋さん(ケーズデンキやヤマダ電機)に行くのですが、今だに間違えます。

出発時には「これを買うぞ!」って決めているのに、現地に到着すると「何しに来たんだろ?」って毎回思ってしまいます。

どういうことなんでしょうかねぇ?不思議で仕方がありません。

お店に到着して車から降りた途端に別な人と入れ替わっている。そんな感覚があります。本当に頭の中が真っ白になっているんですよね。

もしかして運転に全神経を集中させることで、注意の切り替えがうまく働かなくなっているのかなぁ?

まぁ、何をすべきかをあらかじめメモしておけば大丈夫なのでそれほど困らないのですが、やっぱりねぇこういうことが繰り返しになるとね…

【自分に自信が持てなくなって当たり前】

だと思います。自信の塊すぎて千葉リハから「慢心している」と評価されていた私も、一時期は完全に自信を失っていましたから。

わたしね。思うんですよ。病気やけがで高次脳機能障害になってしまった人に襲い掛かる問題。物理的なケガは治るとしても、精神的な問題が発生するのではないかって。それが二次障害ってやつなのだと思います。

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高次脳機能障害になると引きこもる

「高次脳機能障害になって引きこもりになる」っていうのは「何もかもに失敗して怖くなって心が折れた」結果なのだと思います。

これねぇ。本当にバキバキに心を折られるんですよ。なにせ今までずっと当たり前のように出来ていたことが、出来なくなっているわけですからね。きついですよ。

しかもなぜそうなるのか?という理由が分からないんですよね。自分でもわからないのだから他人にはもっとわからない。ふざけているようにも見えるでしょうね。

でも本人は必死に戦っているんですよね。そこを「何しているの?そんなの出来て当たり前でしょ?」なんて指摘されたもうね…

1回や2回なら藩閥もするでしょうし、「絶対に元に戻ってやる!」って反発心もおこるでしょう。でもそれが何十回、何百回と繰り返されたら?

「自分はできないんだ」

こう結論付けても仕方のないと事だと思いますよ。

そして元々の自分の能力を知っているだけに、今の障害を負った自分の情けなさが身に染みてわかるんですよね。きついですよこれ。誰からもわかってもらえず、自分一人で苦しむわけですし。

こんなむごい状況の中でも、前向きに進もう!」なんてねぇ。かなり無理があると思いますよ。諦めて一人、部屋にこもってしまう気持ちが分かりますよ。

二次障害には気を付けねば

この状態を「二次障害」になるって言うんでしょうね。それでなくても高次脳機能障害でハンデを背負っているわけなんですよ。そこにさらに精神を病んでしまった二次障害はねぇ…正直なりたくないです。

いや、誰だってなりたくはないでしょう。みんな元気な昔の姿に戻りたいはずだと思いますよ。

ホント、二次障害は絶対に避けなければなりませんね。底なし沼にどんどん沈み込んでいくようなものですよ。抜け出すのが大変になります。二次障害は避けねば!

二次障害にならないためにはどうすればいい?私はこうしていたから助かった?

私は思ったんですよ。入院時から。

「帰れる場所があるのは大きい」って。

帰れる場所というのは「自分の居場所」ですね。

自分の居場所というのはリラックスできる空間というよりも「自分という価値を認められる場所」ですかね。

価値とはメリットですね。

「その場所にいることで、何かしらに影響を及ぼす。その影響は周囲に利益をもたらす。」

この利益がメリットですね。

つまり、帰れる場所というのは「そこいるだけで周囲の人に利益を与える効果を発揮する場所」

そんな場所ですね。

具体的に言うと、自分の家・家族から始まって、友達がいる場所、職場、サークル、地域の寄り合い、そんなコミュニティーですかね。帰れる場所というのは。

そこに自分が存在することで、周囲に良い影響を与える。影響というのはお金だけではなくて、知識や感情なども含まれますね。とにかく「あなたがいると得るものがある」そう思ってくれる人がいる場所ですね。


幸いにも私には、私が提供できる能力を活用する場がありました。インフルエンザ脳症で記憶力がちょっとダメになりましたが、それでも提供できるものが残っていました。

だから、周囲から「ちょっと来てみないかい?」と声をかけられると、スグに飛んで行っていましたね。そりゃ失敗は怖いです。げーげー吐きながら出向いたりもしました。怖かったです。本当に怖かった。だって忘れるんですよ。やっていることを、やっている最中に!

それでも続けてきました。かっこよく表現すると「何度も心が折れそうになりながらも前進し続けた」そんな感じかなぁ。よく頑張った!って思います。

高次脳機能障害で未来への扉を閉ざさないために

もし身近に高次脳機能障害になってしまい、引きこもってしまう人がいたら…こう伝えたいと思います。

「挑戦せよ!」

無理をしろとは言いません。無理は禁物です。二次障害の原因になるかもしれませんし。

でも「挑戦せよ!」とは言いますね。

とにかく「少しずつでもいいからやれることを増やす」

そして「少しずつ世界を広げていく」

でも「無理のない範囲で」

ですかねぇ。停滞はダメ!禁止!

とはいっても易疲労がある状態の時は休憩です。無理はしない。頑張るとかえってマイナスになります。よくありませんから。

そして見落としがちなのが「生活リズムを整える」ですね。

もうね仕事が無いからとダラダラと寝ているのはダメですね!

朝はしっかり起きる。同じ時間に起きる!三食食べる!そしてなるべく外の空気を吸って、早めに寝る!

こうして規則正しい生活を送らないと、脳がだらけちゃいますよ!緊張感がなくなります。その結果認知症になってしまうのではないだろうか?って思いますよ。

高次脳機能障害をうまく乗り切るための手順をまとめると

  • 規則正しい生活を送る
  • 運動で体力づくりをする
  • 目標を定めて挑戦する
  • 無理はせずにコツコツと続ける
  • 少しずつ自信を回復させる
  • 外出をして脳に刺激を与える

こうなりますね!

まるで千葉リハのグループリハビリで学んだ事そのものですが、今まで私の実感を元に書き出しましたよ!

「高次脳機能障害は日常生活がリハビリ」って言われるのも頷けます。実感をまとめたら、結論がそうなっているのですから。

毎日コツコツの繰り返しです。それがやがて未来へとつながっていくのだと思います。

というわけで、私は毎日コツコツ積み重ねています。だいぶ昔の自分が戻ってきました。やったー!

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