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高次脳機能障当事者のミスを減らすために周囲がすべきことを当事者目線で主張してみた

この記事でわかること

障害者って言われたくないし思われたくない。だからミスが起きないよう全力で頑張っているんだけど、それでもミスが起こるから悔しくてたまらないという当事者の気持ち。

どうしてもミスするのが辛すぎる。

記憶障害、注意障害。そして遂行機能障害になると、「物忘れ」に起因する、小さな困ったことが色々と起こります。

これって結構周囲(一緒に住む家族)にはストレスがかかると認識しています。注意したところで「それ私がやったんじゃないよ」と認めないし、仮に認めたところで当然のようにまた同じミスを繰り返すし。

なぜなんでしょうねぇ?失敗しても反省する気が無いのでしょうか?障害に胡坐でもかいているのでしょうか?

いいえ違います。本人はそれはもう必死にミスを無くそうとしていますよ。でもなぜかミスがなくならないんですよね。不思議なことに。ある程度は工夫で抑えられるかもしれませんが、やっぱり根本的な部分でミスを犯してしまう。これが厄介!

行動がミスだらけなら周囲も気を付けるんですよね。でも正解の中にミスが埋め込まれるようになると、周囲も気づけなくなります。四六時中張り付いているわけにもいかないし。するとある日突然「がーん!」と大きなミスが発覚するわけです。

ミスを発見すると周りは「うそだろー!?」ってイラっと来るかもしれません。でも当事者は「やってしまった!!うわあああ!」となっているわけですよ。とんでもなく反省しているわけです。やらかしているわけですから。そしてどうすればミスを再発しないで済むか本気で考えます。そして実践します。

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障害でミスを繰り返す当事者との間にできる溝

ここまで自戒している当事者に向けて周囲はどうすればいいと思いますか?

「注意しろって言っただろ!」なんて言えますか?私だったら言えません。元々とんでもないレベルで注意しているわけですから。それ以上の注意ってやりようがないんですよ。でもミスをしてしまうのです。

「普通、そこまで注意すれば失敗しないよね?どこかで手を抜いているんじゃないの?」

なんて思うかもしれませんね。でも実際は手は抜いていません。これってすっごい厄介なことだと思います。この認識のずれが健常者と障碍者の間に溝を作るのだと思います。

なぜミスを繰り返すのか?私の事例

私はこの溝に悩まされていた時期があります。いや、今も悩んでいるのかな…

ひたすらミスをしない工夫を考えています。ミスをしないように迷惑をかけないようにしています。私、週末は外でお仕事をし始めていますが、その際にもっていく荷物がとんでもなく多いです。これって仕事に関する道具をすべて常に持ち運ぶようにしているからです。

なぜすべて持ち運ぶのかというと、必要なものだけピックアップする手順にするとかならず、現地で「あれが無い!」ってなるかなんですよね。要は忘れものです。忘れものというミスを減らすために沢山の用意を持っていく。そんなところですね。

ところが、このようなことをすると、ここに意識が行ってしまい他の部分がおろそかになるんですよね。「注意の分散がうまくできない」ってやつです。幸いにもこの手のミスが大きな問題を引き起こしたことはないですが、いつ地雷を踏むかと思うと気が気ではありませんね。

気が気ではないから「もっともっと用意を周到しなくてはならない」という方向に考えが進んでしまいます。そして使わない荷物が増えていくんですね。負の連鎖です。

負の連鎖と言えば、障害覆って数か月の間は「どんどん記憶が抜け落ちる」状態。そのため、やった事を次から次へと忘れていました。

やった事を忘れる対策にはメモを取るしかありません。でもメモはノートではダメなんですよね。なぜかというとノートは閉じてしまうからです。

閉じるとどこに何を書いたのか、そもそも書いていないのかが分からなくなります。これって同じようなメモを取る原因です。同じようなメモがあると「どっちが正しいのだろう?」という混乱が生じるんですよね。これがとても辛いんですよね!調べなければならなくなるから。

記憶障害って本当にめんどくさいです!一見普通の人なので周囲は普通を期待してしまう。でも私は普通じゃないんですよ。他の健常な部分から推測される能力が一部欠けています。しんどいです。

高次脳機能障害の日常で困る事のまとめ

上にがーっと書きましたが、まとめるとこうなりますね。

物忘れによる小さな困ったことがボロボロと起こる

行動が安定したと安心したタイミングでボロが出る

本人はミスを防ぐ努力をかなりしている

努力のし過ぎがミスの原因の一つになっている

注意している人に「注意しろ」は意味が無い

注意している人に注意しろはさらにミスを招く原因だと考えています。だって焦りますものね。

障害の当事者が起こすミスを減らしたいのなら「注意をする」という抽象的な声掛けではなくて「具体的に何をどうすれば良いのか」を指示するのが確実ミスを減らすでしょうね。

言うだけなら簡単です。

口で文句を言うだけではなく、実行する環境を整えて、やらせて、ミスの原因を洗い出し、さらに改善した環境を用意する。そしてまたやってみる。

これが障害克服のために周りができることなのではないかと思います。

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