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高次脳機能障害の私が新しい職場環境に馴染めている理由

高次脳機能障害になると復職がうまくいかないそうです。

理由は頑固になったり、感情の抑制が効かなくなったりして、人間関係がうまくいかなくなるからだと思います。

私も、同じようにすぐに怒るスイッチがONになってブチ切れたり、細かいことにこだわったり…さらには出来ないことが増えたのに「昔同様にできる!」という気持ちのままでいて失敗したり。と周りを散々な目に遭わせていた時期がありました。

でも、それって家の中だけでです。元々外面がいいのかもしれませんが、家の外では抑制が外れたりするようなことはありませんでした。

だから私の障害を知らない人が私を見ても障害があるとは気付けないと思います。「障害は見えづらい」と千葉リハで評価されるのはここからきているのでしょう。

頭の中で考えていることは別に、外ではおとなしい。のが私の昔からの性格です。高次脳機能障害になってもこの根本的な、子供の頃からの性格は変わらないようです。

子供の頃はよく親から「引っ込み思案」「内弁慶」「元気がない」「気が小さい」などと散々言われてきましたが、それが今、高次脳機能障害となっても職場で軋轢を産まずにうまくやれている根本なのだと思います。

高次脳機能障害になって感じたことは「感情の振り幅が極端に大きくなる」ということです。私も一時期振り幅が限界を振り切れてしまう時期がありました。

それはもう簡単に振り切れてしまいます。子供が友達とちょっとトラブルを起こしただけで「そいつの家に怒鳴り込んでやる!」

学校の教師のやり方が気に入らないと「学校に乗り込んでやる!」

…とにかく何かトラブルがあると、現場へ乗り込んで行って思いっきり反論しようとしていました。でも全て家族に止められていました。

でも、数ヶ月ほど経つと元のおとなしい性格に戻りました。発症から半年後くらいかなぁ…「自分一人で千葉リハに行ってみよう」とチャレンジする気力が湧いてきた頃ですね。

障害が少し改善してネルギーが向く方向が変化していったのかもしれません。

そんな私もやがて運転を再開すると、行動範囲が格段に広がりました。昔と遜色ないレベルに近づいていきました。

易疲労の問題がありましたが、それも時間を計測して変化を目で見てわかるようにしていました。単に紙に記録するだけでは記憶に残らないので、いちいち運転をするたびにTwitterで報告するようにしました。

  • 「何分運転した。疲れた。」
  • 「何分運転した。車を降りるとガクンときた。」
  • 「何分運転した。あまり疲れを感じない。」
  • 「何分運転しても疲れない」
  • 「日中、疲れる仕事をした。その後、運転をしても疲れない」

報告内容はこのように変化していきました。なんでも記録していく、SNSを活用して報告する。そんなサイクルが私にうまくマッチしたようです。

私は時々「Twitterにメンタルを救われた」とツイートします。Twitterは自分が思ったことや感情的なことを吐き出していけるんですよね。

ドロドロした感情をたれ流すのはよくないですが、「画面の向こう側にも人がいる」という最低限のルールを押さえて置けば、必ず共感してくれる人が現れます。

そのような方を意識しながらツイートしていく。せっかくツイートするのだから単に今起きたことだけではなくて、連続性(継続性?)が作られるようにツイートする。

このようなTwitterをの活用が私の脳にマッチして良い作用をもたらしているようです。

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高次脳機能障害の改善のためにTwitterだけではなくブログも活用した

私はブログも書いています。今あなたが見ているこのブログです。

このブログのコンセプトは「高次脳機能障害の当事者による、発症から改善までの経緯」となります。

私はインフルエンザ脳症で高次脳機能障害となりましたが、発症当日朝、救急搬送される直前の様子から現在に至るまでの記録を書き続けています。

「なぜそのような都合の良い記録を書けるのか?記憶障害ではないのか?」

そう思われるかもしれませんが、実は全てメモに記録を書き続けているのです。しかも搬送された直後から!

私は入院してベッドに入ると同時に、テレビ台に備え付けてあるメモ用紙にいきなり何かを書き始めたそうですよ。

妻の話では何かに取り憑かれたかのようだったそうです。

ノートは入院中はもちろん、退院後も1年ほどは書き続けてきました。

入院中の検査の内容、気持ち、出来事、挑戦したこと、失敗したこと、めっちゃ書き続けました。

書いたノートは時々読み返えします。読み返すと自分の記憶障害・注意障害を強く実感できますね。

だって、自分の頭の中にある記憶と、過去にノートに記録した内容がとんでもなくずれていたりするんですよ。そのことに気づくのです。

確か大学病院の心理科の先生が言っていたかな?

「行動をノートに記録するのはリハビリの最終段階で挑戦することだ」と。

私は、リハビリの最終段階の科目を救急搬送された瞬間に自発的に始めた。ことになりますね。きっとそのような偶然も私が新しい職場環境にすんなり馴染めている要因の一つなのかな?なんて思っています。

記憶障害克服の秘訣?日常の行動をメモしよう。

ほんと、日常の行動の記録は超おすすめです!特に記憶障害のある方はした方がいいと思いますよ。

最初はとにかく書いてみる。なんでもいいから書き続ける。メモをする行為に慣れ親しみましょう!

そのうち、どこにいくにもメモとペンを持ち運ばないと気持ち悪くなりますよ!そのくらいで良いと思います。

私は千葉リハでの心理検査や作業療法の時もメモを取りまくっていましたよ。あまりにもメモを取るので「今は取らないでください!」って注意されたこともあります。

でもそのくらいで良いと思います。周囲にとってはメモを取られては困る場合もあるでしょうけれど…

【私にとってはメモは、車椅子や松葉杖と同じです!】

作業療法で「メモの取り方を学ぶ」というテーマがありましたが、それを習う頃には私のメモは独自の完成形に達していました。そのためメモの取り方の説明を受けたときは「え?今更?」という感がありました。

で、メモを取るのが癖になると、行動がスムーズになります。それって新しい仕事もスムーズになる効果を産んでいると思います。

つまり、新しい職場で新しい仕事する際に、メモを取り、第二の脳として活用できれば「新しい職場にスムーズに溶け込める」のではないかな?と思います。

職場でメモを取れるのはかなり有利なスキル

そもそも、会社で初めての業務手順の説明を受けるとき「メモを取る人はどれだけいるでしょうか?」という話です。

こんな人はいませんか?「新しい仕事の説明を、はい。はい。と返事よく聞くけれど、後になって説明した内容を質問してくる人。」

話を聞いているときは理解できますが(理解できた気分になれますが)、メモを取らないと忘れるんですよね。記憶障害ではなくても。ボロボロと忘れますよ。言われたことの半分も覚えていないでしょう。

健常者でそうなのですから、記憶障害の私はもっと悲惨です。メモをしなかったら9割は思い出せません。だからすっごいメモを取るんです。メモ命です。メモが追いつかない場合はボイスレコーダーも活用します。

私は高次脳機能障害になって自然とメモをとる癖がつきました。そして指示さられた作業を確実にこなせるようになりました。確実にこなせるということは「仕事のミスが減る」ということです。

私の仕事はだいぶ正確だと思いますよ。記憶障害と注意障害がありますけれど。こんなことを書くと「また慢心している!」って思われそうですけれど…。メモは完全に癖になっているので大丈夫です!

私が新しい職場に馴染むのに成功した理由をまとめると

「職場の人たちが良い人たち」という要素が1番大きいのですが、ここでは自分の努力と工夫の範疇に限定してまとめます。他人は変えられませんから。

  • 易疲労の改善
  • Twitterによる精神的な救い
  • ノートでの障害の振り返り(記録)
  • ブログでの障害の振り返り(発信)
  • 諦めない気持ち

上記5つになるかな?

根っこは「諦めない気持ち」ですね。この気持ちがあるから何かしらの行動が取れてきたのだと思います。高次脳機能障害になった途端に失敗の連続で、人からも馬鹿にされたしね。心が折れたことも何度もあります。

でもなんとか粘りに粘ってここまで持ち替えしてきました。

一人で抱えて悶々としているだけでは、深い暗闇の井戸の底状態でどうしようもないですが、私にはTwitterとブログで世界とつながる道がありました。

よくSNSに依存するのはよくない。なんて話も聞きますけれど、SNSがなかったらやばいですよ。完全に引きこもって発散する場所がないですから。外の世界との繋がりが減りますから。

幸いにもSNSは私には良い薬となったようです。こうしてブログも書けるようになりましたし。

こうして自分の世界が持てるようになると、自分に自信が持てるようになります。それと同時に「怒り易い」といった感情失禁も治りました。運転再開ができたのも大きいですね!

最大の悩みの種だった易疲労も完全に無くなりました。

これが私が新しい職場にスムーズに馴染ている大元なのだと思います。

まとめると

  • 疲れにくい体を得る
  • 自分の状態を知る
  • 感情を伝えられる場を作る

ですかね。この3点がうまく回り出したら次の目標は

「自分だけの武器を取り戻す。作り出す。」

かな?最終目標かもしれないですが、ここまで来れたら障害になる前の健常者時代の自分を完全に乗り越えたことになりますね!

次の目標は、職場で欠かせない人財への進化ですね!頑張ります!!

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