高次脳機能の障害の症状・対処法【当事者からの解説】

AllAbountを見ていたら、「高次脳機能障害の症状・対象法【医師が解説】」という記事を発見しました。

読んだ感想は「うん。まぁそうだねぇ。」といった感じでした。当たり前ですが障害を平均化して第三者目線から解説したイメージ。

これはこれでOKなんだけれど、当事者として毎日、散々な目にあっている私てきには、当事者目線の感情を入れて高次脳機能障害を解説してみたい。そんな気持ちが浮かんできました。

ストレスが溜まりまくっているのかもしれません。なにせ基本的に自宅にこもりっきりですから。高次脳機能障害になると失敗しまくって自信を失うし、人にも迷惑をかけてしまう。

よく「人間、誰もが人に迷惑をかけるものだ。」「もちつもたれつ」なんて言うけれど、そういうレベルの範疇を超えているような気がします。だから引きこもってしまうんですよね。

というわけで、医療の専門家がする高次脳機能障害の解説を、ちょっと意地悪にいじくってみたいと思います。

こういうこだわりも高次脳機能障害ゆえなのかもしれません。でも、これが現実なんですよね。

高次脳機能障害による記憶障害と対処法・・・約束が守れなくなる・何度も同じことを聞く

これ、身に覚えが有り過ぎです。自分的には約束を破る気は全くありません。それでなくても人から誘われるなんて皆無なんですよ。障害を負ってしまうと。誘う方からしたら面倒でしょうし。誘っていいのかどうかもわからないでしょうし。気を遣ってあれこれ考えるくらいなら距離を置いたほうが良いと思います。悲しいけれど私はそういう障害になってしまいました。

自分的には約束を破る気はない。でも記憶障害があるために忘れてしまう。これって凄い辛いんですよね。人に迷惑をかけまくっている自覚があります。だから約束を忘れないように細心の注意を払います。メモも沢山取ります。

でも、失敗する。肝心の時間にわすれてるんですよね。確かに4年以上が過ぎた今はそういうことはないです。でも発後半年以内はハチャメチャでしたね。例えば…

  • 人と会う約束をする。
  • 約束を忘れないようメモする。
  • 意識から消えると約束を忘れてしまうから常に心にとどめておく。
  • 約束の日が来る。行動を始める。
  • すべてが計画通りに進む。
  • でも、なぜか約束の場所には相手がいない。
  • なんで???

何が悪かったかわかりますか?きっとわからないと思います。

約束をして、それをずっと意識し続けて、当日に計画通りに行動を開始する、待ち合わせ場所に到着する。でも約束の相手はいない。

意味不明ですよね?こんなことあり得ませんよね。

…ありえるのです。私はこの手のパターンを何度も経験しました。でもそうなる理由が分からないのです。ふざけていませんよ?超まじめです。でも目標を達成できないのです。

なぜなら私はそういうタイプの高次脳機能障害だからです。

悲しすぎ。

人との約束は破ってはならない。当たり前です。だからミスを繰り返さないように確認をします。私の場合は妻に確認をすることにしました。

何度も。何度も。何度も。何度も。何度も。何度も…

自信を失いまくった私は不安が強すぎて二次障害を起こしました。不安を解消するために何でもしました。約束を妻に確認するのもその手段の一つでした。だから妻に何度も確認するのです。

すると妻が耐えられなくなりました。「なんども、しつこく、同じことを、聞かないで!」と。

妻に頼ることは不可となってしまいました。高次脳機能障害の克服は、障害を自覚して人に頼れるようになること。そうやってできない事を無くすことです。私は障害を克服する手段を失ってしまったのです。

妻には何度も指摘されました。

「同じことを何度も聞いてくる」「言っても、言っても、聞き入れてくれない。」「頑固になった」

頑固になった気はないのですが、結果として妻からは「障害で頑固になった」と言われるようになったのです。

もう辛すぎ。

高次脳機能障害による注意障害と対処法…集中力が続かない・気が散る

ネット上の注意障害の解説を調べると、必ず説明されるのが「注意力が散漫になる」という障害。

たぶん疲れやすくて注意力が続かないから、そのような評価になるのかなぁ?なんて想像するのですが、これ、逆もあるんですよ。

「注意が1点に集中しすぎて周りが見えなくなる」という障害。これも注意障害なんです。過集中と言ったりしますね。なぜかネットの情報では過集中が見当たりません。不思議。

【高次脳機能障害=疲れやすい=ボーっとしているように見える=注意力が散漫】

こんなイメージがあるのかもしれませんね。でも私の場合は違います。

【高次脳機能障害=疲れやすい=注意が過集中=ボーっとしているように見える】

このようになりますね。

周囲から見るとボーっとしているように見えるかもしれませんが、私の頭の中では思考が全力で回転していたりします。でも行動にあらわさないため「ボーっとしている」ように見えてしまうようです。すっごい考えているんですよ。

集中力が続かないというのも逆。「倒れてしまうのではないか?」と周囲が心配するくらい集中していました。それが過集中なんですよね。

命に係わるレベルで集中するので、妻はかなり私の健康を心配していました。

高次脳機能障害による遂行機能障害と対処法…計画性や変化への対応が困難に

計画性と変化への対応。そしてマルチタスクな行動。これらが困難になるのが遂行機能障害とのことですが、実際その通りです。

まず、約束を忘れるんです。何をすべきかというゴールも忘れる。ほんのちょっとした刺激で気持ちが別の方向に向くとその時点で記憶がリセットされます。

もちろん今はそんなことはないです。記憶力が回復してきていますから。

でもやはり発症後半年間はダメダメでしたね。何かをしているときに声をかけられるとその瞬間に今までやってきたことをきれいさっぱり忘れてしまいましたから。

これ、本当に悔しいですよ。

例えて言えば、何千ピースものパズルを「もうすぐ完成だ!」というタイミングでひっくり返されてバラバラに。それと全く同じ状態ですから。

思えば、こんな記憶力の状況でシステム作成の仕事をしていたのです。過集中しすぎて止められず、精神に悪影響を及ぼして大変な事になっていたかもしれませんでした。

高次脳機能障害による社会的行動障害・対処法…感情・性格変化・欲求が抑えられなくなる

「過集中して止められない」と書きましたが、その結果として「自分の行動を抑えられなくなる」に繋がっていくのだと思います。

脳の障害って一つ一つがバラバラに存在するわけではなくて、すべて何らかの関係性を持っているんですよね。

「社会的行動障害」は怒りやすいとか、悲しみやすいとか。やるべきことができなくなるとか。最も高度な脳機能なんですよね。ここがやられてしまうと、世の中でやっていくのが難しくなるんですよね。

私は、この抑制が効かない状態はどうやって対処すればいいのかよくわかっていません。

抑制が効かない時って「うわああああ!」って脳仲がヒートアップしているんですよね。

「主義・主張・信念・感情」この辺りのスイッチが押されると、一瞬にして暴走機関車状態。暴走し始めたら自分で自分を停めるのは難しいですね。人によっては怒鳴り散らすし暴れるでしょう。こうなると周囲が不幸ですね。

静かにその場を離れて、嵐が過ぎるのを待つしかないのかもしれません。下手に止めようとするのは火に油を注ぐようなものでしょうね。

本当に厄介です。

だから「社会的行動障害」なんですね。

この部分の障害が無くて心が穏やかな高次脳機能障害であれば、周囲も一緒にやっていきやすいと思います。障害が障害ではなくなるかどうかの第1関門はここなのでしょうね。

  • 体力がある
  • 心が落ち着いている
  • 障害を認めている
  • 対策をとれている

高次脳機能障害者が自立するためにはこの4つが絶対に必要なのだと思います。

「具体的な対策は何?」になりますが、私は記憶障害なのでメモが中心となります。だからメモについてはこのブログで何度も何度も取り上げています。

今までもなんどもメモについてまとめてきましたが、また後日今まで書いてきたメモの記事をまとめてみたようと考えています。状況はどんどん変わりますからね。

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