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高次脳機能障害を乗り越えての運転再開…千葉リハでの診察結果

高次脳機能障害 運転免許

インフルエンザ脳症で高次脳機能障害になってから間もなく1年。今日は千葉リハで3回目の運転検査の診断を受けてきました。

結果は「条件付きで運転可能」になりました!

やっと運転ができます。長かった。ここまで回復するのに丸々1年かかりました。

今日はどのような感じで運転可能になったのか、条件とは何か?など、高次脳の人が気になるポイントについて解説します。

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運転可能になるまでの経緯

インフルエンザ脳症になったのが2019年の1月17日です。今日は2020年の1月14日。まるまる1年かかっています。

インフルエンザ脳症は2種類あるのですが、私が罹ったのは症状の軽いほうです。体内に侵入してきたインフルエンザウイルスに自分の免疫が過剰に反応してしまい、脳を傷つけてしまうパターンです。

入院期間は1ヶ月でした。ちなみに入院費用は30万円強です。6人部屋なのに高いです。脳の検査と治療の連続だったので仕方がないですね。

その後運転再開を目標にして千葉リハビリセンターに定期的に通って、集団リハビリと作業療法を継続して受けてきました。

しかしこの集団リハビリは恐ろしいです。本人が気づかない性格の核心をついてきます。このリハビリの真の狙いは「当事者の性質調査なのかもしれない」なんて想像してしまいました。

リハビリ最優先で予定を立てていたので、ほぼ参加できました。お休みしたのは大停電で電車が止まった時だけ。でも補講があるので安心です。

運転用心理検査はとても大変

運転可能かどうかを判断する材料の一つに運転用心理検査があります。かなり密度の高い検査で音、視覚、反応速度、記憶、遂行機能と、ありとあらゆる脳機能が調べられます。

1回で4時間半ぐらいかかります。普通の心理検査は1時間弱程度です。めちゃくちゃバテバテになりますね。千葉リハからも「心理検査の前日は十分に休息をとってください」といったアドバイスがなされました。

ドライビングシミュレーターも大変

千葉リハにはバカでかいドライビングシミュレーターが設置してあります。

千葉リハのドライビングシミュレーター

千葉リハのドライビングシミュレーター

私はこのシミュレーターを2回行いました。最も印象に残っているのは「酔う」ということです。

ちなみに酔ったのは秋ごろに行った2回目の試験の時です。春に行った1回目は全く酔いませんでした。このシミュレーターは3つの画面から運転の景色が流れるのですが、体にかかる重力はゼロです。つまり目から入る情報と体感がずれているため、健康な人が実施すると酔ってしまうとのことでした。

逆に脳に障害があると、脳がシミュレータについてこれなくて酔わない事もあるそうです。

シミュレーションの様子は別記事で紹介します。

実車試験は自分の弱点を洗い出す総決算

心理検査と診察に合格するといよいよ教習所での実車試験です。免許取得時と同様に構内での実車試験と、街中での実車試験が行われました。

ここまで来ている時点で、脳の治る部分はほぼ回復しているようです。でも障害は残っています。治らない傷が障害です。一生背負う傷です。その障害が残った状況の中でどれだけの運転ができるのかを確認しました。

高次脳機能障害の運転再開までの手順|千葉リハビリテーションセンターのOTさんにまとめていただきました
高次脳機能障害を持つ私が運転免許再開までの手順を千葉リハビリセンターのOTさんに確認してまとめました。あの悪夢の心理検査をもう一度経験しないとならないようです。脳が回復しているのなら大丈夫だと思いますが、かなりきつい戦いになりそうです。

脳は治るの治らないの?

傷ついた脳は治るのか治らないのか?…人によって意見が分かれているのに気が付きました。

私の知っている範囲では、脳に傷が付くとその部分は使えなくなるようです。そのため厳密には脳は治らないそうです。

でも他の部分が壊れた機能を補う仕組みがあるようです。だから元の生活が送れるようになります。本人からすると「治ってるよねー?」となります。私の実感もそうです。

ただし今までのスペックよりは能力が落ちるそうです。この部分が「治らない」の部分かもしれません。もう昔の自分はいないのです。この違いを受け入れられるかが運転再開が可能になるかの大きなポイントだと思います。

高次脳機能障害。運転再開に向けて全ての検査を終えた結果

  • 連続で運転できるのは30分。
  • 30分運転したら休憩をはさむ。
  • 最初のうちは助手席に人を乗せる。
  • 知らない道を走るときは助手席に人を乗せる。
  • 運転中はカーナビにたよならない事。
  • 疲れに最大限注意すること。
  • 半年後にまた見直し。

このような結果となりました。

私の最大の敵は「疲れ」です。疲れると全てのパフォーマンスが落ちます。普通の人も同じだと思いますが、私は普通の人よりも疲れやすくなっています。そして疲れた時の落差が激しい。そんな状態なのです。実感があります。

さらに「慢心」もあるそうです。「胸を張って堂々とミスをする」こういうタイプです。なので常に自分を戒めてからハンドルを握る約束です。助手席に用意しておく戒めシートも自作しました。ダッシュボードに貼っておきます。

これからの運転の目標

まずは近所のイオンへのお買い物から始めたいと思います。もともと免許取り立てのころも疲れやすくて同じような感じでした。近所から1年以上かけて少しずつ運転可能距離を伸ばしていきましたし。

最終目標は宮城の実家までの500Kmの距離を走ることです。中間地点となる須賀川の旅籠屋で一泊しますけどね!今までもそうしていました。そこまで出来たら大満足です。それ以上は望みません。

愛車のWRX-S4は今後どうなるか分からない状況となりました。私は売るつもりですが妻は猛反対しています。そりゃずっと今の車に乗り続けられたら最高ですが…。維持費が高い!

車選びは楽しいしブログネタにもなりますので、軽自動車の下調べは進めていきたいと思います。

ようやく運転再開が近づいてきました。1年間。ずーっと運転再開を目標にやってきました。

とてもうれしい気持ちでいっぱいです。あきらめないで良かった。支えてくれた妻に感謝です。

障害を持ち大好きな車を売ろうとする夫。売らせない妻。
私は高次脳機能障害でただいま免停中です。運転許可が下りるのを目指して実車試験などを受けている最中です。 実は今週金曜日の診察で次のステップへ進めるかどうかが決まります。ダメだったらまた半年待つ…そんなルールになっています。 ...

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