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高次脳機能障害の回復とナンプレの関係|実際に行ってきて気づいた変化

今、久しぶりにナンプレをしました。

ナンプレとはこういうやつです。1~9の数字を縦横で重複しないように埋めていくゲームです。きっと「あぁ!あれかぁ」って思うでしょう。

ナンプレの画面

ナンプレの画面

このナンプレ。今日は7分6秒でクリアできました。早い人はもっと時間は短いです。でも私にとっては「記録更新!やったーー!」って感じですね。

解き方のセオリーがあるらしいのですが、私は知りません。だから【行き当たりばったり】+【まだ入力していない数字の暗記】という、高次脳な私にとっては結構なハードモードでプレイしています。

実はナンプレは、大学病院の先生から「脳の刺激になってお勧めだよ!」って言われたモノなんですよね。

画像や音が目まぐるしく変わって神経疲労を起こすわけでもないし、何かに追い立てられるわけでもないし、自分の障害の変化を数字で追えるし。頭の体操にもなります。

そんなわけで、退院直後から脳のリハビリの一つとしてナンプレを行ってきました。

で、たった超久しぶりにプレイしてみたんですよね。

もちろん結果は以前よりも良いのですが、実際にやってみるとある事に気が付くんですよね。それをちょっと書いてみます。

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高次脳機能障害でナンプレをして気が付いたこと

当然、ナンプレを解き終わるまでの時間は短くなっています。

っていうか、受傷後3か月ぐらいは、ナンプレを解くことが出来ませんでした。

今思うと「なぜこんなに簡単なナンプレも解けなかったの?」って疑問に感じてしまいますが、まぁ当事者なので答えを知っています。

最大の原因は「記憶障害に起因する注意障害」ってやつでしょうか。(勝手に命名しています)

どういうことかというと、私のやり方のナンプレは…

  • 使っていない数字を横方向で覚える。
  • 使っていない数字を3*3の9マスの中で覚える。

とにかく使っていない数字を常時暗唱しながら、空いているところにはめ込んでいくやり方なんです。

だからナンプレをしている間は、ずーーーーと記憶の時間です。

最初のうちは何とか覚えられるんですよね。でもだんだんと疲れてきます。すると…

  • 覚えるべき数字を間違える
  • 覚えた数字が記憶の中で変わってしまう
  • 覚えた数字が記憶から消えてしまう

それはもうハチャメチャになります。

記憶から抜け落ちてしまうのは、「自分は記憶障害なんだ」という自覚があるので仕方がないです。でもそれ以上に困る事があるんですよね。

それが「覚えるべき数字を間違える」と「覚えた数字が変わってしまう」ってやつなんですよ。

そう。注意障害の症状(?)がやばいんですよね。

例えばこうなるんですよ。

  • 「7」という数字が表示されているか確認します。
  • 頭の中で「7がある。」と記憶します。
  • 次に「8」という数字が表示されている確認します。
  • 頭の中で「8がある。」と記憶を追加します。

ここで記憶のおさらいをします。

数字は2つ覚えました。そこで数字を思い出します。

  • 「6」という数字があったな。
  • 「8」という数字があったな。

よしOKだ。

普通の人がこの話を見たら

「え?何言ってるの?」

ってなりますよね。表示されてた数字は「7,8」のはずです。

でも私が思い出した数字は「6,8」なのです。

数字を覚えてから思い返すまでに時間が開いているわけではありません。ほんの一瞬の出来事ですよ。

もうね「7,8」と目で見て、目隠しして、口で「6,8」って答えているようなものです。

わけが分かりませんよね。当事者の私はふざけていません。

自信をもって「確かにさっき確認した数字は6,8だったよ。」って答えるのです。疑いなんてありませんよ。こんな簡単なことに。でも思いっきり間違っていますけれど。

で、ある日ナンプレをしていて気が付くんです。

「あれ?同じ数字を重ねて使っている。」
「またこのミスをしているのか…」

って。ナンプレをして自分がどんなミスを犯すのかを、目の当たりしていました。

私の高次脳機能障害の正体

私の記憶障害は「記憶を取り出すときに間違える。」特徴があります。これは千葉リハで綿密な心理検査を受けた結果から得られました。

記憶障害には3つあるそうです。

  • そもそも覚えられない。
  • 覚えても脳内で記憶が崩れる。
  • 記憶が保持出来ていても正確に取り出せない。

私の記憶障害は3番目です。覚えたことを正確に取り出せないのです。

忘れているのではありません。覚えています。覚えている自覚があります。ちょっとしたきっかけできれいに記憶を取り出せます。

でもときどき全然別の記憶を引き出すときがあります。

退院後半年くらいは顕著だったようです。もう行動と語っていることのつじつまが全くあっていませんでした。

たぶん記憶障害としては一番軽い障害なのだと思います。なんせ記憶が脳内に入っているわけですから。それでも相当困りますけどね…。

最も困ったのは「自分で自分が信用できなくなる」ということです。

その結果、自信を失って行動ができなくなるんですよね。だって怖いですもの。自分の行動が正しいのかどうかが分からないんですよ?

間違わないように「確認しながらやれば?」とか思われるかもしれませんが…私には無理でした。

それについてはまた別の記事でかきます。

高次脳にメモを勧められますが…かなりきついです。

高次脳改善の自覚にもナンプレはお勧めです

物事って数値化できると変化が客観的に理解できるんですよね。

私の高次脳の変化は「ナンプレ」と「高次脳機能バランサー」という二つのソフトで確認し続けています。

明らかに改善しています。確認するたびに改善してます。数字でわかるし、もちろん改善の実感もあります。大変うれしいです。

今日のナンプレのタイムは7:06でした。新記録です。

確実に解くことが出来ます。

退院後は40分やっても解けませんでしたからねぇ…。

3回までヒントを確認できますがそれでも解けず。やがて3回ミスをしてアウトばかりでした。

同じ数字を並べてつじつまが合わなくなり、滅茶苦茶になってしまうのです。

でも今は違います。今日も脳の回復を実感しました。うれしいです。

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