スポンサーリンク

高次脳機能障害になってから自分で自分が怖いと思った瞬間

高次脳機能障害 体験談

インフルエンザ脳症で入院。1か月後に退院。その後の半年間は高次脳機能障害が最もひどかった時期になりますが、このあいだに理解不能な行動や経験を沢山しました。すべて私の障害からきているものです。

今回は私が覚えているものをまとめてみました。妻に詳しく聞けば私が覚えている出来事の数倍ネタが出てきそうですが恐ろしいのでまた今度。

状況が把握できない。病院の場所、家の住所、家の電話番号、子供の学年・年齢、まったくわからず。
珍しい症例。治療法は一か八かのステロイドの連続投与。
毎日電話をしていましたが、なぜか悲しくなって泣いていました。「なぜ?」って本当に思います。
「退院したらすぐに今まで同様に働ける」私にもそう考えていた時期がありました。
2年と3か月がたちましたが、まだどこにも遊びに行けていません。
高次脳の体験漫画「只今コウジチュウ」を何度読み返したことか。読んでも内容を忘れちゃうんです。でも読むと思い出すんです。
暑くて「暑い暑い」と言いながら、エアコンをつけることが出来ない。
ありもしない事実が頭の中で捏造される。
自分でしっかり予定を組んだのになぜか電車に間に合わない。
遂行機能障害で電車に乗れないが乗れないのは電車のせい。
頭の中では正解に到達するのだけれど、行動に移すときに間違う。
大学病院ではすぐに「運転できそう」って言われていただけに…運転再開までに2年かかりました。

退院したらすぐに元通りの生活ができると考えていました。だって入院中も一人で行動できていたから。

現実は全く違っていました。それでも出来ることとできない事の違いを理解していません。だから障碍者になる前と同じ気分で同じ行動をとっていました。その結果がこのありさまです。

何度も危険な目にあったと思います。熱中症になりそうになったり、駅で迷子になって身動きが取れなくなったり…。

自分が危険な目に合う理由は「自覚のなさ」ですね。病識が全くありません。頭では「自分は高次脳機能障害になった」と理解しているのですが、それがどういうものなのかは全く分かっていませんでした。

だから健常者時代と同じ行動をとり失敗を繰り返したのだと思います。

たぶんこの失敗は必要な経験。儀式なのではないかと思います。だっていくら口で障害があると説明を受けても実感が無ければね。実感なしで理解できる人なんていないでしょうね。

自分の行動を振り返ると「病識が無いって本当に怖いな。」って実感ですね。

コメント

にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました