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新型コロナ患者の三分の一が精神障害だって?

新型コロナ、回復患者の3分の1が精神・神経疾患を発症=論文
英オックスフォード大学の精神科医などの研究チームは6日、新型コロナウイルス感染症から回復した患者の3人に1人が6カ月以内に精神・神経疾患を発症しているとの研究結果を発表した。コロナの世界的流行で精神や神経障害の事例が増える可能性を示している。

今日は半年ぶりの千葉リハでの診察でした。高次脳機能障害も良くなってきたかな?記憶障害もだいぶマシになったかな?もう精神障害者福祉手帳は返上かな?なんて考えていたのですが、現実は残酷でした。

「二次障害をおこしています。」

このような診断結果がでました。なんと私は精神障害を起こしているそうな…

「えええええ?」

高次脳機能障害が精神障害じゃないの?もう何が何だかわかりません。診察の後に作業療法士さんとの面談があったので色々とお話を聞いてみました。

高次脳機能障害と精神障害は違うもの?

しかし、自分がなって初めて気付くわけですが、精神障害の世界は中中奥が広いものです。

状況を整理しないとチンプンカンプンなので、ちょっと整理してみましょう。

まず初めに…私は至って健康な人間でした。バリバリに頭を使うお仕事をしていました。

ある日インフルエンザにかかりました。その際にコロナで有名になった「サイトカインストーム」を発症しました。

サイトカインストームとは、体内に侵入してきたウイルスに対する過剰な免疫反応です。何が過剰なのかというと、体内の免疫がウイルスをやっつけるだけではなくて、自分の細胞もやっつけてしまうのです。

なんと私はサイトカインストームで自分の脳をやっつけてしまいました。その結果記憶を司る器官である海馬に傷がついてしまいました。海馬に傷がつくということは、記憶力がダメになるということです。短期記憶障害となってしまいました。

短期記憶障害とは最近の出来事を覚えることができない。もしくは覚えているけれど思い出すことができなくなる状態です。長期の記憶は大脳皮質に蓄えられます。私の大脳皮質は無傷なので昔の記憶は綺麗に残っているんですよね。

短期記憶障害となった私は「精神障害者福祉手帳」の交付を受ける対象となりました。高次脳機能障害者です。最近の出来事を上手に思い出せない。思い出せないからやるべきことができなくなります。

さらに脳に傷がつくと非常に疲れやすくなります。易疲労と言います。高次脳機能障害の多くの方がなる症状です。私も易疲労になりました。

疲れやすいとパフォーマンスがガタ落ちします。千葉リハに行くたびに「疲れは良くない」と指摘されます。でも感情の抑制が聞き辛くなっているのと、注意障害の作用で「疲れていることに気づけない」というとんでもない状態なのです。疲れに気づけないということは、疲れているのに仕事を延々とし続ける状態になるということです。命に関わるレベルで仕事を止められなくなります。危険です。

私が高次脳になりたての頃はよく危ない目に遭っていました。暑いのに窓を閉め切ってエアコンもつけずに仕事をしていてぐったりしていたりとかね…。暑い時はエアコンをつけるなどをすると思いますが、それすらもできない状態ですから。注意障害って恐ろしいです。暑いことに気づかないのです。

そんな燦々たる状況の私でしたが、発症から2年と4ヶ月が経ち、障害もだいぶ落ち着いたように感じていました。疲れた事がわかるし、疲れたら休憩を取ろうとするし、暑ければ薄着をするし、寒ければ厚着をします。すっごく当たり前のことを書いているように思えるかもしれませんが、その当たり前のことを当たり前のようにできるのって本当にすごい事なんですよ!高次脳になると「遂行機能障害」と言って、そういう当たり前のことができなくなるのです。

さて、こうして徐々に日常生活と強制的に再開した仕事によって、私の障害はぐんぐんとよくなっていっているように思えました。確かに記憶障害は残っています。記憶のテストをされると散々な結果になると思います。それでも、記憶以外はもうまともに戻っていると思ったのです。

「ここまでできたら、障害を克服したとして、手帳の返却をしてもいいのではないか?」なんて考えていました。でも現実はそう甘くはありませんでした。

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