子供が去年の末あたりから行き渋りとなりました。間違いなくこのままいけば不登校の定義に当てはまっていた事でしょう。
子供が学校に行きたがらない原因を考えまくりました。思い出そうとしました。記憶障害なのにね。
すると最初に思い浮かんだのが、コロナで船から降りられなくなった事件だったんですよね。コロナが怖くて不登校になったように思えたからです。
その次に思い当たったのが、妻がパートに出たこと。子供は「働きにいかないで!」と泣いてお願いしてきたそうです。
不登校の理由は主にこの二つが原因なのか?と思っていたのですが、後から致命的なものが出てきました。それは学校でのいじめでした。
学校と協力していじめてきた子供を突き止めました。そして二度といじめが起きないようにと徹底的にフォローしました。相手の家の親が私の家に謝罪にくる話もありましたが、それはお断りました。
なぜかというと、私自身が学生時代にいじめの相手が自宅まで謝罪に来るという経験があるからです。
正直気分が悪かったです。だって私をいじめていた相手が自分の家の茶の間に上がってくるんですよ?気持ちが悪い!
学校の先生も付き添ってきました。そりゃそうでしょう。そして私の親も立ち会います。そりゃそうです。
そんなかんじで、大人たちが「さぁおぜん立てをしたぞ!」って雰囲気が出来上がるのですが、そこでいじめてきた諜報ん人が頭を下げてきたとして… 正直許す気はゼロでした。許したくありませんでした。
でも雰囲気的には「了承しました」にしないとならなかったんですよね。しぶしぶと了承しましたよ。本当に嫌だったけれど。
ちなみに謝罪してきたいじめの張本人たちは、直接ちょっかいを出してくることはなかったけれど、遠くから癌を付けてきたりしてすごく気分が悪かったですよ。最悪です。いたずら電話もよくかかってくるようになりましたね。うざったい。
そんなわけで、いじめの諜報ん人が自宅にやってくるという事態は避けたのですが、謝罪されても心に受けた傷ってすぐには癒えないですよね。その辺のわだかまりってずっと残っていたと思いますよ。
教室でも席を離すなどの処置がとられたようです。近くだと針のムシロですものね。
そんな感じで次々と不登校の原因らしきものを見つけて、潰して言ったつもりでしたがそれでもダメでした。
不登校は続きました。
ただ、学校に行く日もあったんですよね。だから厳密には五月雨登校になるのかもしれません。
時間割と照らし合わせると「体育がある日が休む」というパターンを発見しました。うちの子は運動は苦手です。だから体育を休みたがっているのではないか?と考えました。
だから「体育が嫌ならその時間だけ休めば?」とも提案しました。学校に行かないよりは全然ましですから。
それでも不登校は続きました。うーん…
そして次に思いついたのが「学校のトイレに行けないのではないか?」という事でした。
どうもうちの子は自宅以外のトイレに行きたがらないのです。最近に始まった事ではありません。かなり前からドライブに行ったときなども、自宅以外のトイレに行きたがらず我慢する。という行動をよくしていました。
もしかして自分の家以外のトイレに行けないのか…?それが不登校の原因なのか?
結構核心をついているような気がしています。
うちの子ってもともと臆病なのですが、その延長上に「トイレが怖い」があるのかもしれません。来年中学校になるというのに。
中学校と言えば、第二成長期(?)でしたっけ?それも関係しているのかもしれません。
一時期見えないものが見えるように、外におびえていた頃があります。丁度2か月前。2月ごろですね。節分の日の羽交い絞め大パニックが印象に強く残っています。
成長期にはホルモンバランスの崩れがあるそうです。
どんなふうに崩れるのかというと、感情を司る偏桃体と前頭葉の成長バランスが崩れてしまうのだそうな。
偏桃体が強いと行動が荒れるそうですが、前頭葉が育つと行動が理性的になるそうな。
今までうちの子にトラブルが無かったのは、偏桃体と前頭葉のバランスが取れていたのだと思います。
でも今は偏桃体が強く成長しているのかな?前頭葉のよる抑制が効かなくなっているのではなかろうか?と考えています。
その影響で「トイレが怖い!」「学校嫌だ!」「行動が落ち着かない!」という気持ちになっているのかもしれません。
バランスの崩れは成長期のモノなので時間がたてば収まるそうです。
収まるそうですが、周囲でハラハラしたりうんざりしている私からすると大変にしんどいです!
特に妻と子供の衝突が地獄。いつも部屋の散らかりで衝突が起こります。
私的には「今はそんなのどうでもいいじゃない」なんですけれどね。妻が般若のような表情になります。子供も「お母さんの顔が怖い」と言っていましたよ。
1年2か月かけて子供を観察して見えた不登校の原因
子供の不登校の原因。今、理解していることでまとめるとこうなります。
- 根本はホルモンバランスの崩れ。成長期だから仕方がない事。
- コロナなどによる孤立。孤独。
- 学校でのいじめ。
うちの子は頑張り屋です。孤独にも頑張って耐えていました。そうして耐えていたのにコロナでどこにも行けません。親が土日にも家にいません。不定休なので。
ということは家族そろってお出かけをするという、今まで当たり前に過ごしていた週末が消えてなくなってしまったということになります。
妻の作る美味しい夕食も回数が減りました。週の半分はイオンのお惣菜です。
それでも子供は我慢して頑張りました。
でも学校でもいじめがありました。意地悪をされました。長期にわたるいんしつなものでした。
学校には友達があまりいません。家に買ってきても遊ぶ相手がいません。ずっと一人で過ごしています。
小さいころから一番の遊び相手になっていた私は、障害になると子供と遊べなくなりました。
スグ疲れてしまう、自分の事しか考えられない、仕事に追いつけない、外でも働くようになった…
私の障害、コロナ、共働き。一人っ子。
子供はずっと一人で過ごしていました。
そしてついに限界を超えてしまったのだと思います。学校にも行けなくなりました。
もうすぐ中学校です。
子供は心をリフレッシュして中学に行く気はあるそうです。
パソコンの部活もあります。大好きなパソコンです。
4月から上手く学校に行けますように。祈るばかりです。
子供が学校に行けなくなった原因は一つではありませんでした。
次々と試練が訪れてこころがおれてしまったのです。今は充電期間中と考えています。
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