4年半にして新たに気付いたとても厄介な障害特性|高次脳になったら誰にでも起こる?

高次脳機能障害になって4年と6か月が過ぎました。すっごく実感しています。高次脳機能障害って本当に厄介です。困ることが多すぎます。

高次脳機能障害になって困る事って大きく二つのグループに分けられると思います。

  • 自分だけの範囲内で収まる困り事
  • 他人が関係する困り事

この二つです。上は自分自身との孤独な闘いですね。色々と苦しみますが影響の範囲は小さいと思います。

問題は下の「他人が関係する困り事」です。「他人=自分以外のすべて」と捉えてください。

こちらの困り事はとても厄介。なにせ自分一人では収まらないのですから。家族、友達、親戚、職場…いずれかに影響を与えてしまう問題です。

一言で言えば「人間関係」となりますね。

そう、「高次脳になったら誰に出おおこりえる非常に困る事とは、人間関係なんですよ。」

高次脳の方が外に出なくなり一人家の中に籠ってしまう理由も人間関係が一番大きいのではないかな?と思います。もちろん他にも「自分に自信が持てなくなった」などの自分自身への困り事もありますが、影響の大きさは段違いだと思います。

高次脳機能障害になると人間関係に困り果てるのはなぜ?

「とても迷惑な存在」

「今の私を周囲から見たら、このようになるだろう。」と自分を評価しています。身もふたもないですが。

私はもしかして二次障害を起こしているのかもしれません。何年も前から自信は無くしています。千葉リハでの診察でも「生まれ変わった自分を受け入れなさい」と散々指摘されて、自分で自分から自信の種をどんどん削り取りましたから。

そうしないと運転再開ができないからです。間違った方向に進んでいる気もしますが、現状はそうなってしまいました。自ら「自分は迷惑な存在だ」と定義しています。人から「そんなことはないよ」と言われても否定してしまいます。これもまた「迷惑行為」になるのかもしれません。どんどん墓穴を掘っています。

それにしてもなぜ頑なに自分を否定するのでしょうか? …理由があります。

一つは障害ゆえに融通が利かなくなった。と言うのがあるでしょう。高次脳機能障害の特性の一つです。

私にはあれこれ考える余裕が無いようです。考え方がシンプルというか一点に集中してしまう。一つのモノしか見えなくなる。「こうだ!」と思うと変えられなくなる。アドバイスなどで一時的に変えられたとしても、また元に戻ってしまう。やっかいな障害です。

本当なら、もっと柔軟な考え方ができたら良いのはわかっています。その方が周囲から浮かないし、周囲も私と付き合いやすくなるだろうと思います。

でもなかなかそれができずにいます。出来たらどれだけ良いか。単純には心は切り替えられないようです。頭ではわかっていても行動が付いてこれていません。きっとこの部分ですね。高次脳機能障害ゆえの悪影響。

周りからしたらどうでしょうね。厄介な存在になるかもしれません。唯一の救いは「いつも穏やか」なところですね。穏やかさは昔からの私の長所です。

穏やかさが全くなくなって修羅のように変わり果てた時期もありましたが、今は昔の穏やかさを完全に取り戻せています。不幸中の幸いです。

脳に障害を持った今の私の状態をまとめるとこうなりますね。

「頑固だけれど穏やか。それでいて自分に自信が全くない。」

うーん。こうして文字にまとめると、「なんてかわいそうな人だ」って思ってしまいますよ(涙

周囲からすれば引っかかるのは「頑固」な所になるのだと思います。

本人は頑固な気は全くないのですが、妻曰く「凄い頑固」だそうです。自分自身を頑固だと思えないのはたぶん気持ちが穏やかだからだと思います。怒りの感情などは一切ないのですよね。

「のんびりとした口調。さらに自信がないのに、絶対に考えを変えない人。」

…妻からすると感情の揺さぶりも効かなくて、とても厄介な相手なのかもしれませんね。

間違った道を選んでいるのに、ニコニコしながら「こっちだと思うよ^ー^」などと言って、自分の信じる方向にどんどん進んでしまう。そして失敗に気付くと「やっぱり障害なんだ」と地の底に落ちる。

そんな厄介さ。

「間違いだよ」と指摘すると「そう?じゃぁ方向を変えようか。」と素直に従う。でも少し経つとまた元の間違った道を進んでいる。本人はニコニコしながら「こっちだったよねー^ー^」と全く悪びれない。完全に天然です。そしてガラスのハート。

うわぁめんどくさいなぁ…。でもこれが今の私の状態なのだと思います。

「穏やかなのに頑固」それが今の私の障害特性ですね。

高次脳機能障害4年半にして気づいた自分の障害特性まとめ

  • 記憶障害で同じことを繰り返してしまう
  • 一つの目標を定めたらひたすら突き進んでしまう
  • 別の道を提示されても記憶障害でまた同じ道に戻ってしまう

上記3点ゆえに周囲から見れば「頑固で融通が利かない」との評価。

さらに悪い事に自分の障害に気付いてしまうために、人との繋がりに恐怖を抱いてしまう。

だったら「行動を治せばいい」のだろうけれど、全くもって治る気配がない。その瞬間に自分を振り返られない。障害特性に気づけないから。

これが高次脳機能障害4年半の私の高次機能障害の困りごとになりますね。めっちゃ困ります。

易疲労などと違って治る筋道が見えていません。これが高次脳特有の「融通の利かなさ」なのでしょう。

まいりました。

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