高次脳機能障害から9か月|心理検査で実感した回復し続ける脳

高次脳機能障害から9か月|心理検査で実感した回復し続ける脳

今日は千葉リハで心理検査を受けてきました。今回は記憶の検査です。確かウェクスラー記憶検査という名前です。
半年くらい前に全く同じ内容の心理検査を受けました。ちなみに大学病院に入院していた時も、同じ内容のものを毎日受けていました。
指定されたポイントを順番で指さしたり、100からある数字をどんどん引いたり、色と記号の組み合わせを憶えたり。言葉の組み合わせを憶えたり…。そんな内容です。
私がが最も苦手とする記憶の検査。今回はこのような感想を持ちました。

記憶の心理検査を受けた感想

半年ぶりに検査した感想は「相変わらず物語を記憶するのが苦手だなぁ。」です。
でも登場人物の名前や状況は、だいぶ覚えていられるようになった感じがします。
数字系は相変わらず強いです。普通にすらすら計算できます。
この検査で最もシンドイのは「今やった検査の答えを後でもう一度聞きますからね」ですね。
このセリフ今まで何度聞いたでしょうか。ゾッとする検査項目です。ほとんど覚えていないため思い出せないんですよね。っていうか元々物語を憶えるのって苦手なんです。
今回も自信がありませんでした。多分健常時でもまともに答えられないと思います。

この検査でわかること

検査結果は点数化されます。点数をグラフ化すれば記憶力がどのように変化していくのが一目でわかります。
大学病院を退院するときに、毎日行った心理検査の結果から作った、記憶力の変化グラフを見せてもらいました。右肩上がりで回復しており、とても嬉しかったのを覚えています。
ただし、正常値の範囲には達していませんでしたので立派な記憶障害。精神障碍者手帳3級対象となりました。

発症から9か月。明らかに脳は回復し続けています。

「脳の回復には期限があり、それ以降は症状固定になってしまう。」
そんな恐ろしい情報を聞いて震え上がったことがあります。情報によっては、3か月だったり、半年だったりとマチマチですけど。
私の実感では発症から9か月たった今でも脳は回復し続けていると感じています。
最近の自分の記憶力回復の実感でもそうですし、今日受けた心理検査も半年前よりは確実に良い成績になっている自信があります。以前よりもスラスラと答えが出てきますから。
もちろん問題を憶えていたわけではありませんよ。半年前は帰りの電車内で思い起こそうとしても殆ど思い出せない状況でした。

心理検査での易疲労も全く無し!

入院中の心理検査はとてもつらかったです。必ず後頭部がズーンと重くなり、全身がぐったりするのです。椅子に座っているのもつらく横になりたくて仕方がなかったです。
しかし今回は全く平気でした。帰りの電車でも眠くなりませんでした。易疲労は完全にクリアできているようです。帰りにスーパーで買い物をする余裕もありました。
「脳は完全に回復しているのではないか?」
そんな実感があります。それともまだ病識が無い状態のでしょうか?
私の脳の回復を実証するのは運転の再開です。私の回復を早く証明したいです。