高次脳になって3年目|今年の目標!

高次脳になって3年目|今年の目標!

ついに高次脳になって3年が経ちます。
確かインフルエンザ脳症で救急搬送されたのが1月17日だったかな?(曖昧です)
普段は自宅で仕事をしている私。この時は珍しく前の週に東京方面に出かけたんですよね。その時に電車の中で感染したようです。
それまでは毎日忙しく充実している毎日でした。常に新しいことに挑戦していて毎日が刺激的。
地域のお年寄り達に無償でパソコンの活用法を教える先生なんかもしていました。そうそう整骨院や自動車ディーラーなんかでもパソコンの先生をやっていました。無償で。
あぁ…あの頃は良かったなぁ…って思います。
そして1月に人生が変わってしまったんですよね。
病識が全くなくて退院後はすぐに元の生活に戻れると信じていました。全く疑っていませんでした。
でも退院後に襲ってきたのは
「できて当たり前のことが、なぜかできなくなっている不思議な状態でした。」
訳がわかりませんでしたね。一体自分に何が起きているのか?全く理解できませんでした。
いやぁ気づく訳がありませんよ。だって目に見えて何かが変化しているわけではないのですから。
いつもと同じはずなんですよ。確かに1ヶ月も大学病院に入院していましたが、退院したら全てが元通りのはずです。中断していた仕事だってあります。挽回しなければなりません。
妻は専業主婦。小さい子供もいます。私が頑張らなければなりません。絶対に働けなくなっているなんて状況になってはならないのです。死んでも働かなければならないのです。
ところが…できないんですよね。不思議なんですよ。いや、不思議だとは思わなかったな。
自分が壊れているなんて1ミリも思っていませんから。病識なんてゼロですから。外見は同じでも中身は別人なんて思いませんから。
だからいつも通りに仕事を再開したんですよ。ええ…できるはず…なんです……
できませんでした…
そして発狂状態になりました…悲しいなぁ…
今やっている仕事ができなくない私に存在価値はない!って心の底から思いましたね。
生きている価値がないんですよ。仕事ができなくなったら。
この仕事。大人になってから始めた仕事じゃないです。小学生の頃からやりたくて、やり始めた仕事なんですよ。
ズーーーーっと一つの道で積み重ねてきたんです。それがね。
「アタナタが今まで積み重ねてきたものは1月17日で終わりですよ」
こんなの突然宣言されて納得いきますか?行かないでしょう。納得する人いるのかしら?自分自身には何も変化がないのに。
私の障害者生活ってここが始まりなんですね。
諦めて別の道に進む人がいて当たり前だと思います。こんなの高次脳の人がやる仕事じゃないですから。
でも私は諦めなかった。
障害者になってからもうすぐ3年目。やっと失われていた1月17日の続きができそうな感じがしています。
それほどまでに私の脳は回復しました。
知らない人が私を見たら誰も障害者だとは思わないでしょう。伝えたところで信じてはくれないでしょう。
でも、細かいところは「あれ?」ってなる矛盾を抱えています。自覚しています。
1番私を理解しているのは私の妻です。
ここ最近は「治ってきてよかったねぇ」って思っているようです。ようやく妻にも回復を認めてもらえるくらいになりました。
じゃぁ、完璧に治ったのか?っと妻に聞いたら「治っていないよ」って答えるでしょうね。
最近は自分でも「ここがダメだなぁ」というのを頭だけではなく、実感もするようになってきました。
でも、実感するには時間が掛かるから、後になってから「まだダメだなぁ」って脳内で反省会がはじまるんですけれどね。
でも高次脳になって3年目で、徐々にですが回復しているなぁって実感はありますね。
脳はいつまでも回復し続けますねやっぱり。
きっと最初の1ヶ月が大きなスタートなんでしょうね。
次に3ヶ月、次に半年。次に1年。そして2年3年… このように長い時間をかけて、ゆっくり・ゆっくりと脳は回復していきますね。
薄皮を一枚ずつ剥がす。一雫ずつ鍾乳石が成長する。そんな光景を思い浮かべると良いかもしれないですね。
確実に積み重なっていきますね。

高次脳機能障害でもできることみせたい!今年ぜひ実現させたいこと

千葉リハで「新しいことに挑戦しなさい」とアドバイスをいただいてからは、なるべく新しいことにチャレンジしたいと考えて毎日を過ごしてきました。
なるべく新しいことをするように意識してきました。今iPadでブログを書いていますが、コレだって新しいことへのチャレンジです。
なにせ日立のベーシックマスターJrというパソコンが世に出てから今に至るまでの40年間。appleのパソコン(パソコンって言わないのかな?)に触ったことがなかったのですからね。
不慣れなのでやっぱり使いにくいです!アップルファンの皆様ごめんなさい。
今は我慢して使っています。手に馴染んでくればきっと便利に使えるようになる予感はしています。ちなみにApple Pencilは最高ですね!
こんな状態ですが、今年はこんなことにチャレンジしてみたいなぁって思います。

絵を描けるようになりたい

いきなり突拍子もないことを目標にしているように思えますが…
実は私大昔から「綺麗な入れラストを描けるようになりたい」って願望があったんですよね。
一枚絵というよりも漫画を描きたいんですよね。でもすっごい下手くそなんですよ。
このブログ記事のサムネイルを見るとわかりますが、ほんとしょっぱいですよねぇ。
でもコレ私の精一杯なんですよね。本心はもっともっと綺麗にいらすを描けるようになりたいんです。
今まで絵の練習ってしたことがないんですよね。だから今年はイラストを描けるように絵のお勉強をして見たいです。

スマホのアプリを作りたい

私はPC向けのアプリは作れます。Windows一本ですが。昔から仕事でシステムを作ってきたのでサクサク作れます。
でもスマホ(アンドロイドやiPhone)や、iPadのアプリケーションって作ったことがないんですよね。
携帯端末で動くアプリが作れたらどんなに素晴らしいだろうかって思います。
いつでもどこでも気軽に使える携帯端末のアプリって、どっしりと構えてから使うWindowsのデスクトップアプリと違いますよね。
やっぱり携帯端末のアプリは圧倒的に気軽に使いやすいです。直ぐに使えます。ストレスがないです。
私は携帯端末アプリで、高次脳機能障害の人とその家族を助ける物を作りたいんですよね。
アイデアはあります。無いのは開発能力です。技術力です。新しい開発言語の勉強です。
きっとアウトソーシングすればあっという間に完成すると思います。でもそれじゃぁだめ。私のリハビリにならない。
仕事と同時進行で、新しい言語のマスターをぜひしたいです。

まずはイラストの練習から始めようか

綺麗な絵を描くのは大昔からの私の夢でもあります。
でも全く練習も何もせず、別のことに時間を咲いて来たので今は絵心は全くありません。
それをなんと乗り越えたい!コレぞ趣味と実益を兼ねた新しい挑戦だと思います。
アプリケーションだって無機質な文字列が並んでいるよりも、かわいいイラストなんかが並んでいた方が馴染みやすいと思います。
もしかすると業務用アプリにも使えるかもしれません。
さらには「ええ!?こんな絵を描けるんですか!」ってお客さんもびっくりさせてみたい。
私が目の前で可愛い絵を描いたらお客さんはびっくりするでしょう。いや「きもい…」って思われるかな?(涙
「オタク」とか「暗い」とかそういう悪口は子供の頃から散々言われてきて慣れています。いつの頃からか「オタク」は私への賞賛・もしくは嫉妬の言葉として受け取るようになっていました。
だから、このまま我が道を進んでいくのはありだなって思います。
私は周りの人に「え?この人が?」って驚かせるのが大好きなんです。

高次脳機能障害4年生の目標!

今年の目標はイラストを描けるようになる!
コレで行こうと思います。下手なイラストをこのサイトにアップしていきたいと思います。
最初は道具になれることからかな?
今はibisPaintというアプリを使って描いていますが、ようやく線を引いてファイルに出力してブログやTwitterにアップロードするのが精一杯です。
これも新しく覚えた手順なので作業療法になってますよね!きっと脳への良い刺激となっているはずです。
こうしてどんどん新しいことにチャレンジして、脳の細胞を刺激していきたいと思います。
さぁ始めよう。新しい挑戦!