高次脳機能障害完全克服まであと一歩?というところまで回復!!

高次脳機能障害完全克服まであと一歩?というところまで回復!!

高次脳機能障害になったのは2019年1月17日。今日は2021年3月5日。
発症後もう2年と2か月になります。
私の机には発症当時の卓上カレンダーがそのまま置いてあります。そのカレンダーは2019年1月のままです。これからもずっとこのままです。
カレンダーには書き込みがあります。1/9と1/11は客先に出かける予定が書いてあります。
1月14日は月曜日の祭日。ゾフルーザと書いてあります。熱さましの薬かな?きっとこの日に飲んだのでしょう。
1月15日はきっと病院に行ったと思います。熱があったはず。16日は寝てたでしょうね。一日中。
そして運命の1月17日。この日私の人生は変わりました。精神障碍者となりました。
先週の金曜日は客先で打ち合わせをしているんですよ。私が新しく作るシステムの打ち合わせ。その外出がきっかけでインフルエンザに感染したのだと思います。
その後熱を出し、病院に何件か出向き、薬をもらい、それで治療完了!一週間ほど寝てればまた元の生活に戻れるはずだったんですよね。
はずだったんですよ。
それが、インフルエンザウイルスが体内で大暴れ、そして私の免疫が過剰に反応してサイトカインストームが発生。
そして脳に傷がつくというとんでもない状況となりました。脳に傷ですからねぇ。シャレになりませんよ。
傷が化膿するとインフルエンザ膿症というのもあるらしいですね。病気の本で知りました。ますますシャレになりませんね。脳が化膿するんですかね。5年後生存率が20%だとか?本に書いてありました。うわああ。怖い!!
どおりで一か八かの治療をするわけですよ。ステロイド剤をガンガン点滴して傷が化膿しないようにしたのでしょうか?他にも効果があるのかな?
この治療も副作用がとても怖いんですよね。大腿骨の付け根の骨が砕けるとかね。なにせ骨の細胞分裂が止まってしまうそうですから。これも後から調べて知りました。
…この話は何度も書きましたね。かなりショックで記憶障害だった私ですら覚えてしまうほどの内容でしたから。
記憶障害って不思議なもので、感情が伴う記憶って覚えるし思い出せるんですよ。逆に事務的な記憶はぜんぜんだめみたいです。
千葉リハの心理検査では「エピソード記憶が弱い」って評価されていたと思います。実情と検査の結果にズレがある気がします。
ただこれも理由があって、私は日常生活での記憶力はイマイチだけれど、テストになるといつも以上の力を発揮するタイプのようなんです。だから心理検査の成績が良くなってしまう。
そのため私が心理検査をやっても意味がないって妻は言っています。だって実際はこまりごとがあるのに、検査をすることで普通の人という評価になってしまうから。それじゃぁ意味がないんですよね。人間の脳って不思議です。
ちなみに心理検査は1回4千円です。私は精神障碍者福祉手帳をもっているので9割の医療費負担が付きます。だから実費だと4万円かかるのかな?高いですね。
私はもう一度心理検査を受けたいと考えています。だって、自分の記憶力が回復している様子を数値で客観的に判断したいから。国のお墨付きが欲しいから。「もう治ったよ」というお墨付きです。
このお墨付きがあれば転職するにしても、障碍者雇用を意識する必要がありません。普通に職を選べます。
わたし、何度か精神障碍者の転職情報を確認したことがあるんですよね。一体どのくらいの給料がもらえるのだろうかと。
そしたら「なんだこれ、なめすぎじゃないか?」っていうレベルの給料なんですよ。もうね「ふざけんな」ってレベルなんですよ。これじゃぁ転職なんてできません。無理無理無理無理。
でもまぁ仕方ないもかもしれません。だって脳がやられてしまっているから仕事の結果が不安ですものね。まともにできるのかどうか。
記憶障害、注意障害、遂行機能障害な私では、そういう評価になってしまうのも仕方ないのかもしれないです。残念ですが。
でも、今は違います。もう障害を持つ前の自分と遜色がないレベルに達しているはずです。今までも何度も同じことを考えてきましたが、ここしばらくの間は「これは、やっぱり、もう大丈夫なんじゃなかろうか?」って思えるんですよね。
まぁ最終的な判断は妻が下すのですが、もう治ったんじゃないかなぁ?手帳を返納しても良いんじゃないのかなぁ?なんて考えています。
手帳を返還した時が高次脳機能障害な私の「あがり」ですね。
完全なる克服です。
「高次脳機能障害を克服したんだぞ!」
って胸を張って宣言できます。
世界が広がります。どこに行っても働けるはずです。何でもできるはずです。
ゴールはもう少し!!
障害の克服に向けてあと一歩の距離!
頑張ります!!