今日はインフルエンザ脳症で入院した大学病院で診察を受けてきました。とはいっても脳神経内科ではなくて糖尿のほうです。そこで嬉しいことが二つありました。
一つ目は糖尿病のインスリン注射をもう打たなくても良いことになりました。毎日測定している血糖値が正常値をキープできるようになったんですよね。さらに診断の際に重視する「ヘモグロビンA1C」の値も良好。
この1年間、飲み薬とインスリン注射をずっと続けてきていました。数値が落ち着くにつれて少しずつ注射の量は減ってはいたのですが本当に面倒でした。
それにインスリン注射セット代が高い!今日はセットのお持ち帰りがなかったので本当に助かりました。7000円ぐらいしますからね…。もうね本命の脳神経内科より高いんじゃないかしら?って思います。
この1年間、食事に気をつけてきました。運動も意識してするようにしています。その甲斐があって正常値をキープできるようになったのです。万歳!!
念のため今後1ヶ月の間にに血糖値がどう変化するか様子見です!また血糖値が上がらないように油断しないよう気を付けなければなりません。
今日は雨の中大学病院にいきました。私の運転で。そして診察を受けて私の運転で帰ってきました。大学病院に自分の運転で向かったのはこれで2回目です。
前回はかなりぐったりしたような気がしますが、今回は全く問題無し。完璧に平気。駐車場が満杯でぐるぐる探し回りましたが、怒るような事もなく、淡々と運転。
病院前なので人が沢山横切りますがこれまた平気。きちんと前後左右を警戒しながら移動が出来ました。それでも全く疲れませんでした。
何度も何度もブログに書いていますが、疲れが最大の敵でした。その最後の敵も無事に克服できた。易疲労も無くなりましたね。
今までは大学病院から帰ると疲れ果てているので、お昼寝をしたりこたつでダラダラしたりと、ゆっくりしていました。
でも今日は違います。帰宅後はしっかりとお仕事をこなしました。さらに夕食の準備、片付けと次々と家事もこなしましたが全然平気。
「もう易疲労も完全に無くなったんだなぁ」
そう実感しました。
障害は治らないから障害とは言いますが、治った実感があるので治ったと言い切ります。
インフルエンザ脳症で海馬に傷が付き、心理検査で100人中100位の記憶力にまで状態が悪化。何一つ覚えられない状態だった私ですが、退院時にはギリギリ要見守り状態にまで回復。
でも後遺症として、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、易疲労が残りました。運転も禁止です。
だけど日常生活と千葉リハのリハビリのお陰でどんどん回復。そしてついに今日、運転しても全く疲れない状態となりました。(1週間くらい前から実感していましたケド)
来月は脳神経内科の診察があります。その時が最後の大学病院での診察になるのかな?と考えています。
実は今日、糖尿病の先生に「もう近所のクリニックに変えても良いですね。」と言われたのです。来月の脳神経内科の診察で確定すると思います。脳神経内科の診察は日常生活のお話をするだけですしね。
とはいっても舐めてはいけません。私の診断にもっとも強い影響力を持っています。この先生がダメ!と言ったら他の先生が何を言おうとダメになります。恐ろしいですね!
そんなわけで、いよいよ私の高次脳機能障害にも終わりの時がやってきたのを感じた一日でした。勝負は来月です!
「障害って治るものなの?」と思う方もいると思います。実際は脳の傷が付いた部分は治らないようです。傷ついた脳細胞が死んでしまうので。脳の傷はMRI画像で確認しました。
その代わりに、傷ついた部分を補うように細胞のバイパスが作られます。バイパスが作られたばかりの頃は、記憶が支離滅裂状態になるようです。日常的にとんでもない記憶違いを引き起こし、周りを困惑させていました。
厳密には脳は治らない。でも現実としては、以前と同じように活動ができるようになり、困ることも無くなる。これを「脳が治った」と言わずに何といえばいいのでしょうか?代替手段ですらないのです。全く以前と同じ状態です。
やっぱり私の脳は治りました。精神障碍者手帳もハートマークも返却です!
そして転院先を見つけておかなくちゃなりませんね。主に糖尿で!