複雑な事情のある高次脳機能障害を乗り越えて|リボンでの新たな一歩を目指して

高次脳機能障害生活5年半かな?具体的には「記憶障害、注意障害、遂行機能障害」があります。また、易疲労があり非常に疲れやすいです。

自宅で仕事はしていますがずっと自宅に引きこもってのシステム開発の仕事です。誰からも必要とされていないようで、スキルだけは必要なので拘束はされています。真綿で首を絞めつけられているような毎日です。生きがいは感じていません。

どんないレベルの高いシステムを構築しても、どんなにお客さんが助かったとしても、私の実績は認められることは無いようです。5年半限界を超える頑張りを続けて気が付きました。

ついに先週には鬱の診断を受けました。。生き地獄まっただなかです。

それでも負けずに頑張っています。メンタルはかなりきついですが、明るい未来をつかむために何とかもがいています。明日は二つ目の就労移行支援施設の見学に行きます。

すでにミライキャリアONEは体験済みです。とても良い施設だったと思います。でも千葉リハの担当者の方から他にも2か所推薦を受けたので見学に行きます。やれることはどんどんやりたいですから。

というわけでう、ミライキャリアONEで得た経験内容と明日見学するリボンという施設への期待をまとめてみたいと思います。

ミライキャリアONEの体験から得たこと

定期的に通う体験

ミライキャリアONEには車で30分の距離を定期的に通いました。この体験を通じて、日常的に決まった場所へ通う習慣が身についたことは大きな収穫です。通勤の感覚を再確認できました。

長年引きこもっていた障碍者にとって「毎朝起きる、飯を食う、出勤する、職場で働く」というルーチンは非常に高い障壁なんです。

なぜかというと失敗ばかりを繰り返した経験と、どこにも居場所が無い現実から心が折れてしまっているからです。誰からも必要とされない障害者って本当に悲しいです。虚しいです。

「それでも何とか…」と一念復帰しても障害ゆえに失敗するわけですから。「迷惑な存在」になってしまうのです。それが分かってしまうのです。だから外に出て通えるだけでも偉いと思います。

私も毎朝吐き気との戦いでした。とんでもないプレッシャーがかかりました。

事務所での働く体験

午前と午後に分けて事務所で働く体験を行いました。午前中は主にITスキルを活かした作業、午後は指示された軽作業を実践しました。定められた時間内で働く経験が得られ、時間管理の重要性を再認識しました。

注意障害からの過集中があると作業がやめられなくなります。一見真面目でいいのでは?なんて思うかもしれませんが、それは健常者いたいして言えることです。高次脳機能障害者にそれを言うのはご法度です。

過集中状態になると脳がうまく働きません。仕事のミスも増えるでしょう。脳疲労も加速します。感情のバランスも崩れます。何一ついい事が無いのです。

また事務所で働くということは「騒音との闘い」でもあります。注意の選択が上手く働かないと、外部からのノイズにとらわれてしまい自分のすべきことができなくなります。

普通の人からすれば「集中力が足りない」と言われるのかもしれませんが【次元が違います】

軽作業の実践

午後は古い図面の整理や、ホチキスを外して並べ替える作業を行いました。ルールを覚えるのに時間がかかったものの、繰り返し作業を通じて少しずつ慣れていきました。軽作業をこなすことで、集中力や持続力を鍛えることができました。

私はPCでの作業は言うことなし状態です。誰も私に教えられる人がいないスキルレベルなのでずっと自習でした。問題は軽作業でした。

本当に簡単な作業です。でも私にとっては非常に負荷が高かったように感じています。簡単な手順が覚えられません。また正確に覚えているか常に不安に襲われていました。さらに手先が不器用なので仕上がりもイマイチ…。

作業速度もあまりスムーズではなく、いかに軽作業が自分に向かないのかを再確認させられました。

実際の生活への影響

ミライキャリアONEに通うことで、鬱の症状が和らぎ、日常生活でも少しずつ元気を取り戻してきました。自宅に引きこもりがちな生活から一歩踏み出すことができたのは、大きな進展です。

自宅に一人引きこもって作業をしていると、人と会話をすることがありません。口が退化していくんですよね。本当にしゃべりずらくなるのです。外出は近所のイオンへのお買い物。ときどき車で遠くのイオンへお買い物。こんな生活では刺激が無さ過ぎて認知症まっしぐらです。

そんな状況の私への良い刺激になってくれたと思います。やはり人間は外に出て何かしら交流して、感情を動かす経験をしないとダメなのだと思います。

就労移行支援の施設に定期的に通うことは、仕事のスキルうんぬんというよりも、外に出る。人と接する。体を動かす。このような本当に社会生活をするのに必要な環境に身を置くだけでも非常に意義があるのだと思いました。

リボンへの期待

スキルの適正な評価と活用

リボンでは、自分の高いITスキルをどのように評価し、適切な職場を紹介してくれるのかに期待しています。リボンのキャリアカウンセラーが自分のスキルセットを分析し、適切な職種や企業を提案してくれることを期待しています。

私は個人事業主をやめる。今の仕事をやめる。そう決心しています。そのために時間を見て現在の仕事の引継ぎ資料を作成しています。飛ぶ鳥跡を残さず状態にして、円満にあたしい職場へと移りたい。今まで続けてきた仕事をやめるかちのある新しい職場を紹介されることを期待しています。

健康と安心感の確保

リボンはメンタルヘルスサポートや医療連携による健康管理が充実していると聞いています。個人事業主としてのプレッシャーを軽減し、心身の健康を保ちながら転職活動に集中できることが大きなメリットです。

障害をもっているのに責任を持って仕事をする。当たり前と言えば当たり前なのですが、やっぱりしんどいです。障害ってそういうものなんだと思います。だから障碍者手帳をもっているんですよね。

メンタルはやみました。完全に。

「努力すれば頑張り続ければ、乗り越えられない壁はない。」

障害になる前まではこのポリシーでした。努力を重ねて突破するのが私の長所でした。

障害になってからはこの長所が端緒に変わりました。

努力をし続けて得た結果は…二次障害でした。

もう無理はしたくありません。今の仕事は無理をしなければなりません。そしていくら無理をしても評価されることはありません。そのように悟りました。障碍を負った私は必要の無い人間と評されているのが分かりました。

だから無理をして体を壊して状況を悪化させる世界で頑張るのではなく、安心して働ける。そして私の頑張りをみとめられる世界に進みたいと考えています。

キャリアカウンセリングとネットワーキング

リボンでは、キャリアプランニングを一緒に考えるキャリアカウンセリングが提供されています。また、他の利用者や専門スタッフとの交流を通じて、新たなビジネスチャンスや協力関係を築く機会がある点も魅力です。

現在の辛い状況

今、私は仕事と複雑な引継ぎの準備、就労移行支援の利用、そして障害との闘いを同時に進めています。非常に辛い状況ですが、誰からも認められず、疑われて過ごす毎日は生ける屍のように感じています。それでも、私は負けずに頑張っています。この辛さと闘いながら、なんとか前に進もうとしています。

障害ゆえに差別を受けつづけて、どんなに頑張っても認められないのは本当に虚しいものです。

相手からすれば「障害があるのにしごとをやらせている」という感覚なのかもしれませんね。

私は経験が長いからわかるのですが、私が今やっている仕事の価値は相当低く見積もられています。私の今までの積み重ねを馬鹿にさえているようです。悔しすぎます。

リボンの具体的な活動内容

ここからはネットで得た事前情報です。リボンがどんなところなのかは実際に体験してからのお楽しみです。

とりあえず分かった情報を記載します。

平均通所月数

リボンに通う期間は約6ヶ月から1年程度とされています。この期間で必要なスキルや知識を習得し、次のステップに進む準備を整えることができるようです。

上手い具合に私が望むタイプの会社が見つかると良いなぁ。と期待しています。

実際の活動

  • スキルアップトレーニング:ITスキルやビジネススキルの向上を目指すトレーニングが行われると聞いています。
  • キャリアカウンセリング:個別のキャリアプランニングや相談を通じて、長期的なキャリア目標を設定し、それに向けた具体的なアクションプランを立てることができると期待しています。
  • メンタルヘルスサポート:ストレス管理やメンタルヘルスの維持のためのサポートを受けられることが期待されます。
  • 就職活動支援:履歴書作成、面接対策、求人情報の提供などを通じて、安定した収入を得られる職場を見つける手助けをしてくれることを期待しています。

ITスキルに強い印象がありますね。とてもうれしいです。私はITの経験は40年近くありますから。PC黎明期からPCをいじくりまわしてプログラムを作って遊んできた世代です。そんな私が満足するスキルに触れられたらうれしいな。と思います。

「好きなもの作っていいよ」なんて言われたら最高ですね!プログラム作り大好きですから。

実際の就職事例

リボンを利用した後の就職事例として、次のような企業や職種があると聞いています。

  • 大手IT企業のシステムエンジニア:高度なプログラミングスキルを活かしてシステム開発に従事。
  • デジタルマーケティング会社のデータアナリスト:データ解析や戦略立案に携わる。
  • クラウドサービス企業のインフラエンジニア:クラウドインフラの設計と運用を担当。

こういう就職先をみるとワクワクします。あまりハイレベルだと記憶力が追い付かない可能性があるのでおっかなびっくりですが、それなりにはITが使えるので、チャレンジしてみたいなぁ。と期待しています。

まとめ

個人事業主からの脱却を目指し、安定した収入と安心な毎日を送るためには、「就労移行支援事業所リボン」の支援を活用することが効果的ではないかと期待しています。

ミライキャリアONEの体験を踏まえつつ、リボンの提供するスキル評価、キャリアカウンセリング、メンタルヘルスサポートなどを利用し、自分に最適な職場を見つけることを目指します。

仕事と複雑な引継ぎの準備、就労移行支援の利用、そして障害との闘いを同時に進める今の状況は非常に辛いですが、私は諦めずに前を向いて進んでいます。

誰からも認められず疑われて過ごす毎日は生ける屍のように感じますが、それでも負けずに頑張っています。

そんな中、就労移行支援施設がどのような支援を提供してくれるのか、非常に期待しています。

明日から新しい施設の見学が始まります。なんでも相談し、見学やカウンセリングを受けてみることが重要です。

将来の不安を解消し、安心して新しい一歩を踏み出せるよう、施設のサポートを最大限に活用したいと考えています。