今日はzoomを使って当事者インタビューを受けました。
このような情報をまとめた冊子の作成につなげているようです。きっとその先にも何か目的があるような気がしますが、(気がした?)今は忘れてしまっているので書けません。奇跡的に思い出せたらまた記事ネタにしたいと思います。
どんな感じで行ったのかというと、こんな感じです↓
「脳は回復する」著者の鈴木さんと、言語聴覚士さんとズームというアプリを使ってリモート面談するような形で行いました。
リモートというと、WindowsDesktopやpcAnywhereやAnyDESKとか…パソコンの画面を遠隔操作するアプリしか経験をしたことがなかったので新鮮でした。時代は進んでいるのですねぇ。
私は記憶障害なので昔のことを聞かれても…ましてや発症当時の状況なんて絶望的だろう…。ってなりそうなものですが大丈夫。
実は救急搬送された当日から自発的に記録をとっていたし、妻チェックも入っているので、正確にいくらでも答えられます。だから、記憶がないのは大丈夫だろう!という判断でインタビューに臨みました。
えっとですね…なんだったかな?? 相変わらずの記憶力の薄さなのではっきりとは覚えていません。確か…??? うわぁ思い出せない!この記憶力の悪さはびっくりですよ。
一応ボイスレコーダーには記録してあるので、書き起こしはできます。だから情報を完全に見失っているわけではありませんが、これが私の現実なんですね。ついさっき会話した内容を覚えていません。思い出せません。覚えているのは雰囲気と断片的な会話の内容です。
どんな会話の内容を覚えているのかというと
はっきりと覚えているのは上記3点です。あとは何を話したのかな??
こうして振り返ると自分の記憶力のやばさがよくわかります。打ち合わせ内容を思い出せません。浮かんで来るのはお二方の顔のみ。
正直怖いですね、こうして自分の障害を再確認するのは。でもこれが現実なんですよね。
あ!そうだ。思い出しました。入院中はどんな感じで過ごしていたのか、心理検査の結果はどうなのか。その後、千葉リハにつながって、どんなリハビリを受けたのか。などのリハビリの大きな流れを話しましたね。
イラストとキーワードを覚えて結びつけたり、簿記のようなことを行ったり、パソコンで文章を入力したり…そうだ。そうだ。普通は制限時間5分なんだけれど、あまりにも早く課題を終わらせてしまうから制限時間を半分以下に削られたんですよ。
5分を2分でやらされて辛かったのを説明しました。あの作業療法はきつかったなぁ。
そうそう。「長文を読まなかった?」ってきかれたと思う。そういうのは一切行っていなかったので「???」となりました。文章を読む作業療法があるようですね。
私が実際に作業療法で行ったのは、記憶のテスト(イラストと絵を結ぶなど)。物品カードを使った簿記。パソコンで文字入力。この3つでした。
メモリーノートの話もしました(多分…自信がないです)。メモリーノートを作るために色々道具を買ったんですよね。穴あけとかカッターとか。4千円かかりました。
でも「使えない?」って結論に達してお金は無駄になってしまいました。こういう負の記憶はしっかりといつまでも残っているんですよねぇ。本当に嫌な記憶力です。
ちなみになぜ「使えない?」になったのかというと、メモリーノートを用意する以前に、PCとスマホを駆使してスケジュール管理をしていたからです。GoogleカレンダーとオンラインのEXCEL。これでなんとか記憶のサポートをやれていました。今も続けています。
よかった。だいぶ思い出せましたよ。きっかけがあるとズルズルと記憶が再生される記憶力は相変わらずのようです。記憶障害と言っても、私は記憶を取り出すのがヘタクソになっている記憶障害なので、記憶が脳の中に保持されているんですよね。
でも、今頭が重いです。
これは気圧のせいなのか、記憶力を使ったせいなのか。どちらなんでしょうねぇ。どちらも可能性があるためわかりません。
今回のインタビューは入院中の様子を語りつつ、取材のペースを掴むのがメインですかねぇ。そんな印象を受けました。
次回は仕事関連かな?復帰直後の様子かな?復帰直後の様子を話すのはトラウマ大爆発状態になりそうですが、ここが大事だと思います。マイナスの状況からいかにして現在に繋げていったのか。今はどうなっているのか。
記憶力が100人中100位で何一つ覚えられないかったけれど、ここまで覚えられるようになったよ。高次脳機能障害だけれどコンピュータシステム開発ができたよ。を伝えたいです。
と、同時にいかに地獄を経験したのかも伝えたいです。どちらかというと私が伝えたいのは高次脳機能障害になって経験しまくった地獄の惨状ですね。