高次脳になって以来、毎日30分程度の運転練習を行っています。
大体、走る道や訪れる場所は決まっています。千葉ニューの家電販売店か近所のイオンです。
運転再開したのは1月中頃だったかな?イマイチあいまいです。そして今日は3月1日。まぁだいたい2ヶ月弱ってところでしょうか。走ったのは。
最初の頃は、歩いていける近所のイオンへの運転ですら神経疲労でぐったりしていたのですが、最近は全く疲れ知らず状態になっています。
今日も千葉ニューの電気店と近所のイトーヨーカ堂とお店巡りをしましたが、全く普通の状態。1時間運転をしても、まだまだ全然運転できます。っていうか健康な時と同じ余裕を感じました。
一時期は「ちょっと運転しただけでこんなに疲れるなんて。運転はもうあきらめるしかないんじゃないか。ドライブが大好きだったのに…」って絶望感がありました。それが今では「もう治ったから制限いらないよねぇ」と自信満々に思えるまで回復しています。
易疲労が無くなった⁉という感想はこのブログに3回くらい書いているかもしれません。高次脳機能障害最後の壁でしたからね易疲労は。ほんとにずっと泣かされぱなしでしたから。
易疲労ってそんなに大変なものなの?って思う方もいるかもしれませんよね。滅茶苦茶大変ですよ!どのくらい大変なのか、今からお伝えしたいと思います。
散々私を苦しめた神経疲労を一言でいうと…「頭を使うと全身がぐったりする。」でしょうか。体そのものは元気いっぱいでも、少しの刺激で脳が疲れてしまい、その影響で体が疲れ果てたような感じになり、全身がグッタリになるイメージです。
入院中の頃は電話は無理。心理検査もグッタリ。ハァハァ息が切れます。一番強烈だったのは漫画。1ページ読んだだけで寝込んでしまいました。
でも「1時間近く入院病棟の廊下をウォーキングし続ける」というのは全く平気。体は疲れないんです。不思議ですよね。お風呂も平気でした。
自分で文章を書くのも全く平気。不思議なことに漫画はダメなのにテレビを見るのは平気でした。イッテQやニュースとか普通に見ていましたねぇ。
退院後はイオンの明るい光とにぎやかな音でぐったりしました。
千葉リハに行った帰りの電車も辛かったですね。ずっと寝ていました。高次脳機能障害なりたてなのに片道1時間30分を通うのは相当きつかったです。正直、床に座り込みたかった。
完全に易疲労が無くなったと感じたのは、運転再開から1か月後ぐらいですね。2月の中旬くらいでしょうか。つまり高次脳機能障害の最後の症状が解消したのが退院から1年後。ってことですね。
仕事などは夏には普通にできるようになっていました。とにかく運転がきつかったですね。でも運転が大好きで、運転再開を夢見て、ずっと治療とリハビリを受けてきましたし。絶対乗り切りたかったです。執念で運転練習をしましたよ!
大学病院の主治医曰く、ちょこちょこ頭を使うと言いそうです。運転の場合は短距離運転を毎日繰り返す。みたいな。
高次脳は発症から1ヶ月が回復のゴールデンタイムとか、発症から1年が回復のゴールデンタイム。とかいわましたけれど、1年を過ぎても脳は回復し続けるようです。それが実感です。そうでなければ神経疲労も解消しません。最後の最後まで私を苦しめましたから。
もしお知り合いの方が高次脳機能障害になり、疲れ易くなるようでしたら…無理をしないように伝えてあげてください。今すぐ漫画が読めなくても、音と光に苦しめられる時があったとしても、だんだんと良くなります。きっと。
本人は焦ってしまうかもしれません。でもここで無理をさせてはいけません。なるようにしかならないと腹をくくるように仕向けるのもアリかもしれませんね。
とにかく易疲労が見られる時は、今まで通りの生活は送れません。でも少しずつ近づけていけるとは思います。プレステのゲームをするのお勧めですよ!「プレステも良いね」って大学病院の先生も行っていましたし。
人によって回復のスピードは違うとは思いますが、脳に新しい回路ができて脳機能が元通りに動けるようになる日がきっとやってくると思います。(症状によってはダメなケースもあるのかもしれませんが…。そこはお医者さんに確認です!)
その日がやってくるのを信じて、焦らずじっくりと回復に努めましょう!ホントに焦らないでね!