インフルエンザ脳症になったのは2019年1月17日。
今日は2021年2月9日。というわけで、高次脳機能障害になって3年後ってところでしょうか。
3年前はそろそろ退院していた時期だったかな?
さて、インフルエンザ脳症になって3年も過ぎたわけですが、未だに後遺症があります。
高次脳機能障害もそうなんですが、それ以外にも明らかな体調の変化を感じているんですよね。
どんな後遺症が残っているのかというと「記憶障害」と「易疲労」です。
この二つは入院時からずーっと私を苦しめていますね。確実に症状は軽くなってきていますが、特定の条件が揃うと一気に襲いかかってくるのを最近発見しています。
時間帯で言うと、仕事を終えた直後〜夕食を作っている時。この時間帯が私の高次脳機能のパフォーマンスが最低レベルにガタ落ちするタイミングのようです。
この時間帯に発生した出来事は、基本的にほぼ覚えられません。夕食メニューも覚えられませんし、テレビのニュースの内容も頭から抜け落ちます。
翌日妻に「昨日の夕飯は何を食べた?」と、入院中に毎日主治医に聞かれたものと同じ質問をされたりもするのですが、答えられた試しがありません。3年も経つと言うのにです。多分この後一生答えられないのだと思います。
以前は悔しくて悔しくて仕方がなかったものですが、最近は「まぁそんなもんだ」と悟りの境地に達しています。
きっと「どのような条件が揃うと私の記憶力が落ちるのか」を理解できたからなのかもしれません。
原因がわかっているから恐怖の対象ではなくなったようです。原因がわかれば対策が打てますしね。
見えないものは怖いですが、理由が見えていると案外平気になるようです。また、自分ができることも理解できたので、心に余裕ができたのだと思います。
以前は「あれもできない。これもできない。これでは自分の価値がなくなったと思われる。どうしよう。」と真っ青になって抑制が聞かなくなっていましたが、今は違います。
「あれができない。これができない。がわかった。じゃぁこう対策を打ってみよう。試してみよう。」
「この時間帯はどうしてもダメなようだ。だったらこの時間帯は何もしないことにしよう。限られた範囲の記憶障害だし、自分で困らないようにコントロールできるようになったから、もうそれでいいや。」
こんな感じですね。かなり心に余裕が持ててきていると思います。
以前は真っ暗な緯度の底に落ちて二度と這い上がれないような恐ろしいほどの閉塞感を感じてパニックになっていましたから。
障害って恐ろしいです。今まで自由に、当たり前にできていたことが、突然できなくなるんですから。
もうね。認めたくないんですよ現実を。怖いなんてもんじゃないです。全否定しまくりです。現状を一切認めたくないんです。認めたら死ぬしかないようなそんな心境になっていました。
だからめちゃくちゃに足掻くんですよね。溺れている人と同じです。助けが来た人も一緒に溺れさせてしまうようなレベルで足掻きましたね。
昨日あたりからでしょうか?コロナの後遺症についてテレビで色々と放送されるようになってきました。
全身の血管がボロボロになって、サイトカインストームが起こって…と言うような感じで紹介されていますね。
私のインフルエンザ脳症もサイトカインストームが原因なんですよね。自己免疫反応で自分の細胞を傷つけてしまったわけです。
ほんと、ゾッとします。インフルエンザでサイトカインストームを起こして高次脳機能障害になった今、さらにコロナに感染して再度サイトカインストームが起きたら…恐ろし過ぎます!
「匂いがしない、味がしない」そのような後遺症もあるそうですね…私も匂いがしなかったです。でも二週間ぐらいで戻ったんですよね。幸いでした。
でも、コロナの場合は退院後もずっと匂いがしない方もいるそうですね。恐ろしいです。とことん人間の細胞を破壊指定しますウイルスですね。
ここまで凄まじい後遺症を残す伝染病って他にあるものなのでしょうか?
今日の記事はまとまりが無くなってしまったので、改めてまとめます。
インフルエンザ脳症の現時点での後遺症は「疲れがひどい日の夕方は記憶力が落ちる」ってところですかね。
そうそう、大事なことを忘れていました。「脳の酸欠」これもまだありますね。夕方に記憶を辿る問題を妻に出されると間違いなく酸欠になります。「はぁはぁ」いい始めます。頭が痛くなることは無くなったのは幸いですが。
逆に解消している後遺症もありますよ。
頭痛には悩まされましたが、今では全面的にクリアしていますね。この辺りの障害はゼロです。
残った障害の筆頭は易疲労ですね。
夕方に私の記憶力がガタ落ちする原因が易疲労なんだろうなって考えています。
自転車で100Km走ると残るのは心地よい疲れなのですが、仕事を1日頑張ると残るのは、疲労と記憶障害なんですよねぇ。
困ったものです。