高次脳機能障害を完全に乗り越えた証明を作りたいプロジェクト

高次脳機能障害を完全に乗り越えた証明を作りたいプロジェクト

「自分にはもう価値がない」
3年前はそう嘆いてどん底にいた私ですが、自分の価値と自信を取り戻す行動を始めました。
それは何かというと、「自分が今まで積み重ねてきた経験を形あるものに変換して、人の役に立てよう。」というものです。
新しい事への挑戦でもあります。ずっと続けてきた作業療法の一環です。(すでに作業療法の範疇を超えているのかもしれませんが)
今日はここで大ぶろしきを広げて夢を語ってみたいと思います。ついに過去目線から切り替えて未来を見つめられるようになりました!

私がやりたいことのゴール

私の障害克服のゴールは、健常者時代の私が出来なかった事をなしとげることです。
健常者時代の私はいろいろとできました。でも障害後の私は出来る範囲が限られてしまいました。そんな状態を乗り越えたい。
現状打破のために新しく目標を定めました。その目標は健常者時代の自分には絶対に思いつかないものです。だって障碍者としての経験値がゼロでしたからね。
今の私は高次脳機能障害の経験値が積み重なっています。これは大きなアドバンテージです。そのアドバンテージを存分に生かしたい。
何をするのかというと、「高次脳機能障害の見える化」です。ずっと温めてきたアイデアがあります。それをいよいよ形にするための第一歩を踏み出します。
やりたいことはもう一つあります。「今お世話になっているお店の業務改善」です。このお店はすべて手計算でやり取りをしています。そこにITを投入して職場の方々の負担を減らしたい。
この二つが私が始めた「私の高次脳機能障害を完全克服したことを証明するプロジェクト」のゴールです。

高次脳機能障害完全個降伏プロジェクトってどういう手順で進めるの?

私ができるのは「システム開発」です。だから、IT装置に私の今までの経験を注ぎ込んだシステムを構築します。それをみんなに使ってもらおうと考えています。
間違いなく当事者にとって便利になるはずです。負担も減ります。機能的にどうすれば便利になるのかは、今までの何十年もの経験がありますからしっかり理解しているつもりです。
IT装置はタッチパネル付きのノートPCを使います。昨日購入しました。
タッチパネルなので指先で「ぴっぴ!」っとタッチして操作ができます。分かりやすいです。迷いません。可能な限りキーボード入力は避けるつもりです。っていうかゼロにしたい。
たたき台ができたら自分が実践で使ってみます。使いたおして角を削って磨き上げて、本当に現場の人から喜ばれるシステムに精度を上げたいです。現場の人の負担をへらしたいわけですから、難しい操作は極力減らします。
こうして自分をたたき台にして作る。一つが波にのったら最近、近所にできたB型就労施設のお弁当屋さんに売り込もうと考えています。
売り込むといってもお金を取るつもりはありません。試しに使ってもらえたらそれでいいです。でも本音を言うと何かのきっかけがあるときに「この仕組みは高次脳機能障害の方が作ったんですよ」と言って欲しいかな。それだけです。
障害があるとしても「こんな事も出来るんだ!」というところを見せてやりたいのです。
私には「高次脳機能障害者のイメージを一新してやりたい!」そんな気持ちがあります。
たぶん私の記憶力がダメになってどん底に落ち込んだ自分への仕返しなのだと思います。
「落ち込んでるんじゃないよ!まだまだ未来は続くんだよ!将来はこんな事も出来るようになるんだよ!どうだ、お先真っ暗じゃないだろう?すごくないか?」
そう過去の自分に言ってやりたいのです。もし障害に苦しみのたうち回っていた頃の自分が、今のワクワクしている自分の姿を見たら何と思うでしょうか?
絶対未来の自分に対して「すげぇ!」って思うはずです。その「すげぇ!」は今はどん底の自分もまだやれるんだ。元の世界に戻れるんだ!脳波回復するんだ!!という希望を肌で感じて発する喜びの言葉です。

正直できるかどうかわからないけれどコツコツ積み上げていくぞ!

どこまでできるかわかりません。なにせ今回用意するパソコンはOSだって真新しいですしね。最近はやり始めたWindows11なんです。触ったことがありません。完全にまっさら新規の世界です。
そこに私の今までの経験を詰め込んでやろうと思います。お金が無いので安いパソコンです。でも目標達成すれば黄金の宝箱となります。
できればB型就労施設で使って欲しいですけれど、無理なら私が毎週通っているお店でガンガン使い倒しますよ。だから無駄にはなりません。私が一緒に働く価値を同じ職場のメンバーに見せたいです。
私は高次脳機能障害です。
記憶障害があります。疲れると記憶が引き出せなくなるようです。
注意障害もあります。疲れると注意すべきものが意識から抜け落ちるようです。これも記憶障害の影響です。
この二つの障害があるために「遂行機能障害」と診断されています。つまり「目的が達成できない」わけです。
その私が、職場の人たちが楽になるシステムを作り上げる。そしてB型就労施設に売り込む!
ここまでやってみたいと思います。売り込みに失敗しても構いません。「売り込んだ」という経験が詰めればそれでいいです。そこがゴールでも構わないのです。
だって、「施設に自分のシステムを売り込む」ってよっぽど自信がないと出来ませんから。
記憶障害がひどくて自信を完全に失って二次障害まで引き起こしていた私が「売り込む」ですよ?とんでもない回復だと思います。
挑戦するだけでもOKなんです。
昔の私もそうでした。ダメもとであちこちに飛び込んで教えたりしていましたから。
そこが昔の私の頂点です。
「障害を負って以来強大な壁に感じられた過去の自分。その最後の壁との闘いが今始まる」
ですね。頑張ります!

私の復活をアピールするプロジェクトはACCESSで作ろう

脳の回復を示す新しい試みとして次に考えている挑戦。また少し前進しました。
何をやりたいのかというと、お店向けのサポートシステムを作りたいのです。
お店は2か所考えています。一つは私が週末にお世話になっている市の施設。もう一つは近所のB型就労施設です。
どちらも私が勝手にやろうと考えています。少なくとも市の施設はすんなりと受け入れられるでしょう。B型施設の方はわかりません。まぁ別に受け入れられなくても構いません。そんな軽い気持ちで進めていくつもりです。
私が作りたいのはお店の売り上げを管理して経営者が確認する資料にまで昇華させることです。
そのためには日々のデータの蓄積が必要です。毎日どれだけ仕入れをして、どれだけ販売して、どれだけ利益が出たか?だったら来期の予算はこのくらいを確保しよう。さらに設備等をしよう。などといった判断をするための資料ですから。現場の正確なデータが必要なんですよね。
そのためにはデータを蓄積する器が必要です。その器をデータベースというのですが、無料のもあればとてもお高いものもあります。私が考えているのは無料のものです。(もしくはお安いもの。)
そんなことを考えていたら、私が最近買った2in1のノートPCにACCESSが入っていたんですよね。
これは天啓ですね。天が私に「世のために力を尽くすのです」と言ってくれているのでしょう。新しい勉強にもなりますしやりがいがあります。
これからはACCESSを使ってシステムを作り出すことに力を入れてみたいと思います。
せっかくなのでブログにも経過を書いていきたいですね。ACCESSの使い方のマニュアル的なものではなくて、データベースをどう活用していくかをリアルタイムで解説する記事を書いていきたいです。
頑張ります!もしモノが出来上がって、うけいれられたら、私の新しい存在価値が産まれたことになりますね。私はもっと上を目指したいです。世界を広げたいです。昔のように日本中を飛び回って私が作ったシステムを導入していきたい。
そのための復活の第二歩目ですね。がんばります!

脳の回復の確信を得るために|MS-ACCESSで小売店の会計システムを作ってみる

MS-ACCESSというデータベースソフトを使って、週末にお手伝いに行っているお店の会計システムを作ろうとしています。
ACCESSは大昔にいじったことがありますが、何十年ぶり(?)というくらい、大昔の話なのでほとんど初めて状態です。画面の感じなどは私が知っているものと全く違っています。初めて使うアプリ状態ですね。
そんな難易度高すぎ状態なのですが、新しいものを学ぶのは脳のリハビリになります。年齢的にも「今からそれやるの?やれるの?」といったものかもしれません。でもチャレンジしてみます。
そんなわけで、データベースの基本となるテーブルをなんとなく作ってみました。どういう動きをするのかなんとなく想像はつくけれど、いまいちよくわかっていないのでお試しです。
まだお試しですが、こんな感じで作っていますよ↓↓↓

知らない人がみたら「なんだこりゃ?」な画面だと思います。でも「日付」「時刻」「仕入先」「仕入数」という単語からすると、何をしようとしているのか雰囲気はわかりますよね?
とりあえず行き当たりばったりで作っています。設計などはしません。「たぶんこれが必要だろうな」といった手探りで作ります。そんなに複雑なものは作らないのでお気楽に行きたいです。
まずはMS-ACCESSで使われている言葉と役割を覚えなければなりません。そうじゃないと望むものが作れませんしね。
そのあたりはほぼ未知の世界です。記憶障害が酷ければ絶対に不可能です。だって知らない言葉とか沢山ありますし、頑張って一時期は使えるようになっても、スグに忘れてしまうようでは、グルグルと同じことを繰り返すだけですものね。
あまり大きなシステムにはしないと思います。在庫の管理などはしませんから。
機能的には

  • 日々の仕入れと販売の管理
  • 毎月の支払と請求の管理
  • 年間の予算の管理

やるといってもこのくらいかな?最初は欲張らずにこの骨組みで進めていきたいと思います。最終的には「売り上げの予想からの仕入先へのアドバイス」ですね。この辺りは大きな機能になるのかな?ここまで出来たら以前の自分を超えたって胸を張って思えますね。楽しみです。
千葉リハからは「新しい事に挑戦せよ」って何度も言われてきました。そのたびに「これはどうだろう?これはどうだろう?」ってチャレンジしてきました。今回のチャレンジが最後のチャレンジになるのかな?
…いや、そんなことはないですね。もしこのシステムを完成させらえたら「売り込み」をしてみたいですね。売れる稼働はわかりませんが。物は売れなくても自分自身は売り込めるかもしれませんね。
「障害があるけれどこんなことが出来ますよ~」って。私の障害は部分的なものだから、そこをうまくかわしてフォローできさえすればポテンシャルはあると思います。そう言えるくらいに自信が回復してきています。
一時期は完全に自信喪失して毎日アンパンマンの歌を歌いながら泣いていたり、毎朝仕事机につくたびに「おえおえ」言って吐き気に襲われてグッタリしていましたが…。(実話です)
2年前のどん底だった頃に比べたら精神がかなり回復しています。が、完全に新しい事は挑戦していません。だから、私が全回復した証明として、今後生きていくうえで、自信をもって「何でもできますよ!」と言えるようになるために、自分の今の力を具現化したいと思います。
がんばります!