昼間は一日中検査、検査、検査…その頃は妻が付き添ってくれていました。
でも17時だったかな?見舞終了時間なんですよね。そこで妻は帰宅しました。
その後、一人で初めての夕食を食べました。とても不味かったことだけは覚えています。
飯を食べたらそのまま横に。横になるとあっという間に寝てしまいます。
入院中はなぜかとても眠い。寝ても寝ても眠いのです。1日3度も点滴を打つから、体の自由はありません。「部屋から出てはダメ」と妻に言われたので部屋からは出る気はありませんでした。
することもなく横になっていると、やがて消灯の時間になります。電気が消えると同時にまた「すう」っと眠ってしまったと思います。
そして夜中に目が覚めるんですよね。夜中に看護師さんが点滴を交換しに来るのです。
その瞬間が辛い!「あ!」って思うんですよ。「そうだった入院したんだった。」って現実の世界に戻ってくるんですよ。
いつもの布団でもなく、いつもの部屋の匂いではなく、いつもの天井ではなく…。あるのは病院の天井。そして点滴。心電図の機械の音なんです。
「あぁあああああ…」
その瞬間に襲ってくる孤独感。「辛い」の一言です。