インフルエンザ脳症で壊れた時間感覚|暇なのに忙しい

インフルエンザ脳症で壊れた時間感覚|暇なのに忙しい

私の入院期間は他の人の2倍。治療完了後も入院は続きました。
急変の可能性があり予断を許さない状況だったためです。
基本的に様子見が中心になるため、入院生活の後半は検査とリハビリばかりでした。ステロイドパルスはもうありません。
毎日、脳のMRI撮影をするため、移動や撮影時間などがちょっとかかりましたが、全体的にはかなり余裕のあるスケジュールでした。
それでも疲れ果ててしまい
「物凄く忙しい!」「入院中なのに休む暇が全くない!」
なんて感じていたものです。
脳の処理速度がかなり遅くなり、健康な人なら余裕のペースにまったく追い付けなくなったのだと思います。とても疲れやすかったですし。
「休む暇が全くない!」と常に思いつつ、一日の大半を眠って過ごしていました。すぐに疲れ果ててしまい起きていられないからです。
また寝ていた事実も忘れてしまっています。
だから自分の感覚では「入院中は常に検査検査の連続のため、まったく休む暇もなく忙しい!」という実感だったのです。

壊れた時間感覚は「忙しい」だけではありませんでした