千葉障碍者職業センターに行ってきたよ!

高次脳機能障害克服へむけて新たなる道ができました|千葉障碍者職業センターに行ってきたよ!

高次脳機能障害になってもうすぐ丸4年が経過しようとしています。
障害者になったのは2019年1月です。
4年も障碍と付き合って生きていれば自分の障害特性も理解出来て、どんな仕事があっているのか。果たして今の仕事はあっているのか。なども見えてくると思います。
…と言いたいところですが、それが果たして正解かどうかは、わからないようです。
自分には何ができるのだろうか?と色々と試してはいます。チャレンジをしまくっています。それでも胸を張って「自分の障害のレベルはこれほどです!」とは言い切れないんですよね。やはり自分で自分の事を理解するのは難しいです。
自分の今の状態が分からないと、仕事を変えるにしてもどのような仕事がマッチしているのか?そういう選択がしづらいです。
「私はどれほどの障害があるのだろう?どの様な仕事が向いているのだろう?」
出来ればもっと稼ぎたい。でも仕事を選ぶ資格が自分にあるのかわからない。誰かに評価してほしい。というわけで、そのような評価が実現できる施設に行ってきました。

障害を見極め、向いている仕事を探す手伝いをする施設

その施設の名前は「千葉障害者職業センター」と言います。千葉の公共職業安定所の4Fにあります。
場所はここです。
↓↓↓

■名前
千葉障がい者職業センター
■住所
261−0001
千葉市美浜区幸町1−1−3
■最寄り駅
京成新千葉 徒歩10分

この施設で第1回目の打ち合わせをしてきました。打ち合わせのテーマは
「自分の現状がイマイチわかっていない私のこれからの働き方をあぶりだす為の日程決め」
です。
これからいつ何をするのかざっくりと決めました。

障碍者職業センターは行くメリットが大きい

こんな感じで打ち合わせを進めましたよ。

評価を受ける理由の確認

まずは仕事について何に悩んでいるかの再確認です。ここをはっきりさせておかないと、今後行う活動の軸がぶれてしまいます。絶対に決めておかなければならない軸ですね。
今の私が仕事について解決したい悩みを一言でまとめると
「今、安定をとるか、収入をとるかの二択常態である。しかし自分の立ち位置がわからないため、決められずにいる。」
このようになります。
わからないんですよね。自分のことが。散々「自分はダメになったんだ」と自分自身に言い聞かせてきましたから。
それでも頑張り続けてきましたが、常に心の奥底には「自分はダメになったんだ」という気持ちが根付いています。だから今の収入に不満があっても怖くて行動ができずにいます。
そのため私が最初にはっきりさせたいのは「今の自分はどうなの?」なんですよね。
第三者からの評価で「自分の現状をはっきりさせたい」のです。
自分の障害は自分では測れないです。

障害の特性の再確認しよう!

自分の障害の特性は千葉リハが把握しています。私自身よりも私の事を把握しています。
普段、私が心掛けている内容がさらに深く掘り下げられているんですよね。さすがです。
自分なりに状況を把握して工夫をしまくっている自分ですが、STさんから話を聞くたびに「おおお!なるほど!!」と驚かされます。すべてが腑に落ちるんですよ。私が気づいていないことがしっかりとまとめられているのです。
私の障害を一番理解しているのは私自身ではなくて千葉リハです。その千葉リハの評価は次のようになります。

話が長い時、メモがないと想起できない。
集中力が偏っている(慢心)
周りのざわめきに弱い。
レベルの高い仕事をこなすための処理能力が低下する時がある。
・フルパワーで脳を使い疲労する。
・自発的に休憩できない。
・注意と記憶に影響が出ている。

そんな千葉リハですが、仕事に関しては詳細な状況を把握するのが難しいそうです。なぜなら私は専門的な技術職だから。
仕事で使う技術に特化したスキルとして、何が必要なのか?今はどのよう状況なのか?満たしているのか?
このあたりの把握は千葉リハでも難しいそうなんです。そこで今回の千葉障碍者職業センターによる評価が必要となったわけなんですね。
高次脳機能障害の克服の第一歩は「現状把握」です。必須です。把握するためには自分棚卸をして、自分の属性を細分化する。見える化する。
自分の障害特性をはっきりさせて、初めて「今の自分はこのような状態だな」と整理できるのだと考えます。
ちなみに、自分の状態を測る仕組みが「心理検査」というやつですね。千葉リハでもやりました。入院中に大学病院でもやりました。
あれから4年が経つのですね。また心理検査を実施して、今の私の状況・弱点をあぶりだすときがやってきたようです。
自分的には、どのような評価が出るのかは非常に興味があります。自分の障害を数字で見える化出来るわけですからね。こんな機会はなかなかないです。
改善していたら自信に繋がります。改善していなければ対策を打つ手掛かりとなります。どちらの結果が出ても私にはメリットしかありません。

千葉障碍者職業センターで出来ることは何?

障碍者センターが出来ることは、私の障害特性の整理。そして「この作業ならできる。この作業はできない。」という判断です。
そうなんです。「判断」までが範囲です。「それならどのような対策を取ればいいか?」は職業センターではわかりません。対応していません。ここはとても大事なポイントですね。
たぶん職業センターに来れる段階の障碍者は、自分で対策を取れる人達なのだと思います。もしかすると千葉リハからアドバイスがあるかもしれません。あくまでもアドバイスです。
自分にとって最も都合が良くて、実施しやすくて、続けやすくて、効果的な障害対策は自分で試行錯誤しながら作り上げていくものだと思います。それを促すのが千葉リハでのグループリハビリと作業療法なんじゃないかなぁ。ここでのリハビリの目的は「障害の自覚」ですものね。

千葉障碍者職業センターでどのように障害対策を進めていく?

私が今知っている情報は
・まずは心理検査をして今の障害の状況を把握する
・検査は半日のコースを3回
・ちなみに検査は午前1回+午後1回と1日に2回実施も可能
こんなところですね。
自分の障害の状況を専門機関で評価できるのはメリットが非常に大きいです!
自分で自分の評価はできません。家族の評価も感情が入り込みますし。
正確に把握できると思いました。
自分の障害状況が把握できれば、不得意な部分を効率よくカバーする方法が見つけられるかもしれません。
今でもかなり工夫を凝らしていますが、それでも穴はあります。仕事の大部分はクリアできていますが、日常生活の方に穴が開いています。
是非、実践してみたいと思います。すでに次回検査の予約済みです。
高次脳機能障害の克服への新たなる一歩を踏み出した気分です。
頑張りますよ!前進あるのみです!