ついに受傷前の自分を超えた!昔の自分を乗り越えた!初めて自分に自信をもてました。

高次脳機能障害の卒業試験!昔の自分を乗り越えた。自分に自信を持ち始められた。

会社から雇う側から見て、私の高次脳機能障害の常態・深刻さはどうなのか?それを知るために来週火曜日に「障碍者職業センター」の説明会に行ってきます。
そんな私ですが、はっきり言って自分の障害がどの程度なのか?転職をするとしたら障碍者雇用となるのか。それとも一般雇用となるのか?…なんとも微妙で自分が見えず。イマイチ自信が持てずにいます。
確かに今は、システムエンジニアとして働けています。でもそれは昔から続けてきた仕事だから、出来ているだけなのかもしれません。もしかすると他の仕事は全くできないのかもしれません。新しい仕事を覚えることができずに。
私は今の仕事の報酬に不満があります。かなり少ないと感じています。だから転職を考えているのですが、とても悩むんですよね。だって転職できたとしても、思うように仕事ができなくて、周囲に迷惑をかける。私も自信を喪失してしまう。そのような事態は避けたいですから。
でも自分で自分のことはわからないものです。いくら工夫を凝らしているといっても、健常者と比較してどうなのか?スキルは備わっていても、それを生かすための脳機能が満足に働くのか?
わからないんですよね…
というわけで、新しいチャレンジをしてみました。果たして自分の能力はどれほどなのか。以前と遜色がないのか?
もし成功すれば自信を持って転職活動ができます。自信をもって自分をアピールできます。裏付けがありますからね!
で、私が選んだ「自分を測り自信の裏付けとする挑戦」…
それは「新しい開発環境を使って仕事に関係するツールを作り出してみる」というもの。
やってみて今の自分の状態がわかりました。
「障害を受ける前の自分を超えているかもしれない」
また慢心してる!って思われそうですが、自分で試して物理的にものを作り上げた結果です。
仕事の延長線上の挑戦なのですが、明らかに上位版です。今までやったことが無い挑戦です。それが成功目前の状態です。
「やったーーーーーー!!」
すごくうれしい。本当に嬉しい。もうね。自分の可能性が一気に広がった感覚です。
「これ凄くないか?記憶に障害があったらできないだろう。」
高いレベルで満足しています。よしよしよし!

私が自分の回復に自信を持つためにチャレンジしたことは…

私が実践したのは 「週末に働いている事務所の日常業務を楽にする仕組みを作る。」です。
どういうことかと言うと、事務所っていうかお店があるのですが、そこでは毎日商品を仕入て販売しています。
仕入と販売があるということは、最終的には支払と請求が発生するわけなんですよ。だからいつ何をいくらで販売したのか。という記録を取らなければなりません。
私が働いている事務所では全て紙にペンで記録しています。最終的にはエクセルに打ち込んで帳票を印刷していますが…。いわゆる月末の集計処理。請求処理ってやつになりますね。経理の人がとても忙しくなる締めの作業ですね。
経理の作業はどの会社にもあります。問題は「全て手書き」だということです。情報を紙で保存しているんですよね。紙のデータにも役割はありますが、紙って検索性と集計が非常に苦手なメディアなんですよね。いちいち物理的に探して電卓をたたかなければなりません。ミスだってあり得ます。非常に時間がかかる仕事でもあります。
そこで私はこの経理の部分を楽にする仕組みを作りました。
何で作ったのかと言うと「MS-ACCESS」というMicrosoftのデータベースの仕組みでです。
大きなシステムならもっと高度な仕組みを活用しますが、社内の販売業務を扱うぐらいならACCESSで十分です。データベース、操作をするフォーム、帳票と全部が一つ出そろいますし。使い勝手が良いです。
私はMS-ACCESSはしばらく使ったことが無いのですが、「新しいチャレンジにちょどいい!」と考えて一つ社内の販売業務を管理するシステムを作ってみることにしたのです。

社内の仕事のシステムはどの様に作っていった?

私はあくまでも「モノを売る」だけの契約で出先でお仕事をしています。それ以上のことは関係ありません。だから窓口の仕事しか知らないんですよね。見えている範囲が限定的です。
私が作ろうとしているのは「社内全体の仕事のシステム化」なんです。全体を把握しない事にはシステムは作れません。なんとかして情報を仕入れてまとめないと先へ進めないのです。
でも、普通は社内の仕事を全て知っている人なんていません。それぞれに担当があるわけですし。私はもっと知りません。
そこで私が「最終的にアウトプットする帳票を集める」ことにしました。
帳票は管理をするために出力するものです。今の在庫の状況、売上の状況、仕入の状況。こういった情報を帳票で確認する。そして経営の判断をするのです。
帳票は絶対必要な存在です。「帳票を出力するために販売管理システムは存在するのだ」と断言しても良いのではなかろうか?と感じています。
というわけで、私が始めたのは帳票集めだったのです。

帳票が集まると何が見える?

帳票があると、帳票を出力するためには何が必要なのか?が分かります。ゴールは帳票に出力する全ての項目を毎日のお仕事で埋められるようにするのです。一気に頭の中に具体的な像が浮かんできます。
出力に必要な項目が見えたら次はインプットです。誰がどのタイミングで入力するのかを決めます。これは各部署の担当者からの聞き込みとなります。
ここは結構大変ですね。人によっていうことが違いますから。「そんな馬鹿な!?」って思うかもしれませんが、今までシステム作りのお仕事をしてきた実感です。同じ仕事の説明を受けているはずなのに、聞く人によって答えが異なるのです。原因は作業が標準化されておらず、独自の手法を勝手に入れているからなんですけれどね。
最終的には部署のまとめ役に結論を出してもらいます。必ず各部署にリーダーがいますから。その人が白といったらその部が黒でも白なのです。それでいいのです。区切りを付けないとグダグダになって先へ進めません。
そんなこんなで、アウトプットする項目を基準にインプットを聞き込んで紐づけていきます。
このときに時間と場所の概念も加えます。いつ誰がどこでインプットするのか。そしてアウトプットっとするのか。ですね。
帳票は経理を軸に作り始めますが、作業現場でも参照しますしね!

情報を集めたら流れ図を作ろう!

各部署から情報を集めたらそれを一枚の絵にまとめます。そこには各部署をちりばめてあります。各部署は矢印で繋がります。矢印は情報の流れを示します。各部署で出力する帳票も記入します。帳票はアウトプットですから。もちろんインプット元も記入します。
こうしてインプット~アウトプットまでの情報の流れをまとめるんですよね。大きな工場でも同じ手順を踏みます。とにかく図にして目に見える形にまとめるのがポイントです。
図が出来たら現場の人とすりあわせです。眼に見える形にまとめることで「あれが違う」「これが違う」って必ず始まります。私の経験では同じ社内の業務のはずなのに、人によって認識が違うのは普通にあります。自分たちの仕事の内容を正確に把握していないのです。
こうして相手の意見を聞きながら図をまとめていきます。
【社内の仕事の流れを把握する。いつ情報を入力するかを把握する。いつ何を出力するのかを把握する。】
ここまで出来たら次は、いよいよプログラミングの時間です。

MS-ACCESSでのシステム作りはどんな感じ?障害は感じた?

今回、システム作りをしてはっきりわかりました。
「私、仕事に関しては、すでに完全復帰状態だな。」
確かに記憶が飛ぶときがあります。注意力が落ちやすいです。でもそれをフォローする仕組みはすでに作っています。現に複数の仕事を同時進行していますが全然余裕です。健常者時代の自分並にさばけています。他の人が出来ない事も色々実施しています。
さらに、不慣れなACCESSをつかって、全く初めてのシステム作り。しかも実践したことのないヒアリングからです。
MS-ACCESS特有の「ショートカット」と言うものが理解できず未だに納得がいっていませんが、記憶が破綻することなく、運用一歩手前までの形は完成しました。思っていたより簡単に出来ました。
納得がいかない機能のショートカット名の問題さえなければ100点満点の機能だと思います。アクセスは。すごく作りやすかったです。時代の進歩を感じました。
成果物は使い勝手が良いと思います。なにせ目の前で大変そうに作業をしているのを目の当たりにしているし、自分も販売のお仕事をしているし、集計のお手伝いもしていますから。
相手はシステムには素人なので丁寧に運用マニュアルも作りました。どのタイミングでどのようなボタンを押せばいいのか。一発で解るようにしました。
自画自賛ですが、「結構いい価格で売れるんじゃないか?」とも思いますね。実際に「販売会計システム」というソフトは売っていますから。それの出先の職場専用版ですよ!
そのくらいに使いやすい仕組みが作れたと考えています。がんばりました!記憶は完璧です!

次にすることは現場への浸透

アクセスでシステムを作ったら、つぎは現場への浸透が私が取り組むべきテーマとなります。アレルギー反応を起こす人がいないのが幸いです。また出入りの業者としてではなく、同じ職場の仲間として、仲間の負担を減らすために身銭を切って用意したシステム。という立場になります。
浸透はさせやすいと思います。不都合があればすぐに対応できますしね。しかも無料!こんなメリットなかなかないと思います。ありえないレベルでのご奉仕ですね(笑い)
販売システムを上手く浸透させられたら、私の障害者としての卒業試験は合格となります。きっとどこに行っても働けると思います。ソフトの開発会社に行ってもやれるのかもしれません。
知らない業界のして有無をバリバリに作るのは無理そうですが…工場や店舗の仕事を楽にする仕組み作りなら作れると思います。上流工程から下流工程。そして運用まですべて私一人で出来るはずです。そこまでの自信が取り戻せそうですから。(取り戻せたかな?)
「障害を負ったのにも関わらず、変わらずに相手をしてくれた。」 そんな皆への恩返しがしたかったのかもしれません。
そこまで行える気持ちになり、そして実現しかけています。
私の高次脳機能障害はもうすぐ卒業なのだと思います。障害は残りますが精神的には卒業です。もうすぐ5年目を迎えます。