インフルエンザ脳症の後遺症で高次脳機能障害になってから1年が過ぎました。
去年の今頃は退院直前で色々準備を進めていたころだと思います。「やっと退院できる~」ってワクワクしていたと思います。退院後に散々地獄を見るんですけどね…。
その後は春からグループリハビリと作業療法をうけながら、念願の運転再開も果たすことが出来ました。
易疲労が残っているため「こまめに休憩せよ」の制限がありますが…。
そんな私ですが今こう思っています。
「そろそろ千葉リハの作業療法を終わりにしても、いいんじゃないかな?」と。
改善の見込みがないとか、そういう後ろ向きな理由でリハビリを終了しようと思ったわけではありません。
純粋に「もう必要ないのでは?」と感じたからです。
私が今一番困っている後遺症は「易疲労」です。この疲労は運転をしたときに顕著に現れます。通常の生活ではほぼ気にならないレベルになっています。
だからこう考えました。
「私は初めて免許を取った時にも、疲れてぐったりして寝込んだ。今はそれに近い状態になっているだけなんじゃないのかな?」と。
運転も慣れれば脳の耐久力が付いて、一番の悩み事の易疲労も解消するのではないかな?と思ったのです。
昨日は大学病院での診察でした。ちょうどよい機会だと思い聞いてみました。
「易疲労ってそのうち治るものなんですか?」
回答はこうでした
「治りますよ」「今だって以前と比べたら全然平気でしょ?」
https://hiroxy.net/koujinou_taiingo/post-1432.html
確かにそうです。以前は漫画の1ページ目でグッタリでした。おかげで退院したらすぐに読もうとしていた進撃の巨人の続きが読めなくなりました。確かサシャが倒れたあたりです。そこで進撃の巨人のストーリーは途絶えています。続きが気になります。
大学病院の主治医は「治りますよ」と言ってくれました。
今日は千葉リハの作業療法の日です。作業療法士さんにも聞いてみました。
「易疲労ってそのうち治るものなんですか?」
「治りますよ」
大学病院の先生と同じ答えが帰ってきました。
さらにこのような説明を受けました。
脳がここまで回復したのなら、運転での疲労は鍛えれば改善するもの。と認識しました。コツコツと努力すれば補えるものです。次のステップへ進む希望が見えてきました。
私の最終目標は「運転で長距離を走れるようになる」です。
そのためにすることは体力づくりと脳への刺激です。
具体的に何をするのかと言うと
この二つとなります。
昔、免許取り立てだった頃も神経疲労でぐったりしたので、毎日「運転練習」と称して30分程度ドライブをしていました。また同じことをすればよいだけです。
かならず宮城の実家へ車で帰れるようになるはずです。ここまで出来たら、散々迷惑をかけた方々に「完全に治りました!」と挨拶回りに行けます。だから頑張らなければなりません!特にあいさつ回りは絶対にしなければなりません。
最大の関心事である運転の話ばかり書きましたが、今日は作業療法士さんに「そろそろリハビリを終わりにできますか?」と伝えました。リハビリセンター内で相談してくれるそうです。
自分的には「脳のリハビリはゴールに到達した。」そういう認識です。「満足した。おめでとう!」状態です。
運転再開はインフルエンザ脳症で脳が腫れ上がり、記憶力が全くのゼロ状態でだったときに、自らが設定したゴールです。意識がハッキリしている今でも、やっぱりゴールは同じです。
ちなみに…記憶力がゼロの時はこんな感じでした
最大の敵である易疲労が残っていますが、これは自分の体力づくり次第だと思っています。易疲労が解決すれば注意力・記憶力低下も防げます。あとは何が問題があるかなぁ???もしあっても乗り越えたいです!
そんなわけで、今日は「ついにリハビリに終わりが見えてきた」というお話でした。
もし、作業療法が完了したら、このブログには千葉リハへの報告もかねて運転の状況を書き続けたいと思います。どうやって長距離が走れるようになるかの道筋です。「ブログを書くこと!」って言われていますし。書くの好きですし。
最終目標は千葉~宮城間往復1100Kmの帰省です。ここまでは必ず書き続けます!