24時間テレビの寄付金に思う事|使い道は1円単位でわかります

24時間テレビの寄付金の使い道に思う事|収支が1円単位でわかります

今年も24時間テレビが放送されましたね。
私が小さな頃に第1回目の放送がありました。ピンクレディーが歌うテーマソングがCMに流れまくっていたと思います。
24時間も放送し続けるという斬新なコンセプトに惹かれました。全部見てやろう!って頑張ってみましたが、まぁ無理でした。親が興味を持っていないし。眠気には勝てないし。子供の私には退屈過ぎたし。
そんな長い歴史を持つ24時間テレビですが、「寄付金はどこに使われているの?」という話題が毎年放送後に現れている気がしますね。
ツイッターでも話題になっていました。
子供の頃だったら「寄付されたのだから、障がい者に使われるんじゃないの?」って純粋に考えたと思いますが、汚れ切ってしまった今の私はそう単純には考えられませんでした。
「何か証拠があるのではないかなぁ?」なんてネットを探してみましたよ。そうしたらありました。使い道を示す書類が公開されていました。
そうだよねぇ。寄付金なのだから「使い道はご内密に…」なんていきませんしね。情報はすべて公開してしまうのは正解だと思います。税務署だってチェックを入れられますしね。
どこかしらの組織がお金を管理するはずです。そこが情報公開しないと不味いですものね。
で、見つけたのがこれデス。
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24時間テレビに使われているお金の詳細


決算書の明細はこちら
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「公益社団法人 24時間テレビチャリティー委員会」のサイトに財務諸表の一部が公開されていました。
こういうのはうそを書けないと思います。公開していますから。と言うことは真実だと考えて良いでしょう。
私自身は経理の専門家ではなく、ちょこちょこっと聞きかじった程度の知識しかありませんが、なんとなく内容はわかります。(でも殆ど素人です)
ちなみにこれは損益計算書っていうのだったかな?幾ら収入があって、幾ら支払って、幾ら余ったよ、的な数字が分かります。

24時間テレビは幾らの儲けが出ているの?ウハウハ?

私が読めたのは

  • 入ってきたお金・・・15億5千万円
  • 使ったお金・・・8億円ちょっと
  • 残ったお金・・・7億4千万円

になりますね。
使ったお金8億円強との中の、540万円が役員報酬、誰かに支払った報酬、お家賃、技術の費用。ってところですかねぇ?
役員報酬が72万円。なんですね。仕事をするうえで人脈維持のために必要な役員とか。そういう人への報酬というか必要経費なのかなぁ?なんて勝手に想像しています。
これを見る限りでは、番組を作って「ウハウハだ!儲けを山分けしようぜ!」とはなっていないように思えます。

24時間テレビの寄付金は一体何に使っているの?

上に掲載した損益計算書を確認すると分かりますね。支払の大半は福祉支援に使われています。
その中でも福祉車両への支払が大きいですね。また環境保全や災害復興支援にも使われているのがわかります。

購入した福祉車両の費用の証拠

このような車いすを乗せられる車両を贈呈しているようですよ。
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ここに24時間テレビからの福祉車両贈呈の情報がありますね。
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24時間テレビでの福祉車両贈呈の情報

もっと具体的な福祉車両の情報

こんな感じの車いすが乗せられる大きな車ですね。
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福祉車両の参考価格としてトヨタのハイエースバンを確認すると400~500万円でした。
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トヨタの車いす仕様車価格表/
実際は、さらにもろもろな費用がかかるでしょう。乗り出し価格ってやつですね。だから実際は600万円ぐらい?よくわかりません。

寄付金を何に使ったのかもっと詳しく!

どういうタイプの車両を何台購入したのか?などの情報は同じサイトから「事業報告書」として確認できますね。
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このリンクからPDFへ移動できますよ。
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お金の使い道が色々書いてある事業報告書

24時間テレビは寄付金詐欺?ウハウハ丸儲け?

こうして公開されている情報を確認すると、ガッツリと福祉支援に使っているのが分かります。
このような資料はごまかせません。脱税になってしまいます。何十年も番組をやっていられないし、放送局が大ダメージを受けてしまいます。
だから嘘偽りのない数字でしょう。
収支項目がマイナスになった年もあったようです。それでも続けているのは残った利益を繰り越して貯金しているからなのかな。こうしてお金の動きを確認すると生々しいですよね。
コロナで大変な時期になっても毎年やり遂げているのは物凄い事だと思います。役員報酬0円なんてありますよ。タダ働きですね。凄い事です。本当にすごい。福祉への情熱が伝わります。
なんか、24時間テレビの回し者みたい語ってしまいましたが、「やっている事が大きすぎて理解されない」状況がイマイチ納得いかなくて調べてみました。
惜しいのは24時間テレビに出てくる障害者には、高次脳機能障害の人がいないようだ。ってことですかねぇ。
ほんと、見えない障害を見えるように伝えてほしい。理解が欲しいです。
この記事を書いている私も高次脳機能障害です。「本当かよ?」って思う人もいるかもしれませんが。
「本当かよ?」「ふざけているの?」って誤解されがちなのが高次脳機能障害の特性です。
そして「なんだかよくわからないけれど怖い」と思われるのも特性の一つ。
世間への認知度は低いです。見えない障害ですから。
今の私ができることは、高次脳機能障害当事者として、地道に情報発信することですが、もうちょっと何かをしたいですね。