障碍者就労はじまる|最初の3日間の感想は…

障碍者就労はじまる|最初の3日間の感想は…

6月から新しい職場での仕事が始まりました。
人気のある会社で、私が面接を受ける際は10人の予約が入っていました。
人気があるのには理由があります。それは障害への理解が高い職場だからです。
まだ2日だけですが、人気の理由を実感できました。
今までの職場の方々もみんな優しかったのですが、その優しさにプラスして、企業の制度として染みついている感があるのです。障害を持つ人への対応が。
配慮が凄いです。その配慮は高い経験値から来ているのかもしれません。
私は過集中を起こします。そして疲れ果ててしまいます。
その辺りの理解もあり、向こうから休憩を取るように勧めてきたり、昼休み作業をしようものなら「きちんと休んでね!」と声掛けをしてきたりします。
ありがたい。本当にありがたいです。
今までの私は時間ではなく作業顔かどうかで仕事を区切っていました。
一人で仕事をしていましたし。必要なら昼も食べず夜も食べず仕事をし続けなければなりませんでした。
そんな状況とは正反対の状況に驚いています。
そういえば出先で働いていた時も、時間で区切っていました。もしかすると今の時代は時間で区切って仕事をするのが当たり前なのでしょうか?
何十年も一人で仕事をしていたため、浦島太郎状態なのかもしれません。
私は氷河期が始まった頃の世代です。就職するまで24時間働けますか。の宣伝が流れていました。
仕事が中心。自分は後回し。過程は後回し。そんな世代です。だから仕事への捉え方の感覚が違うのかもしれません。
その感覚の上に、疲れやすく、疲れに気が付けない障害です。どうしても無理をしてしまいます。
「無理をしがちな私」と「無理をさせないように配慮する職場」という関係になっています。
私はよく「がんばります!」という言葉を使います。休む時ですら「休むのを頑張ります!」です。
常に息が抜けず張り詰めています。良くない傾向だと思います。
毎朝強い吐き気に襲われても、それでも働こうとします。働きます。
知らず知らずのうちに自分を追い込んでしまいます。
自分でもよくないと判っています。
でも状況が許してくれないのです。私にはどうしてもそう感じてしまいます。
「自分で自分を苦しめるように働き続けるのは、状況が許してくれないから。」
今までずっと憑りつかれたように働き続けている理由を言葉にすると。このようになります。
本当は休みたい。でも休める環境ではない。周りは休めという。でも現実的には休める環境はどこにもない。
障害を負って以来数年経過しましたが、ずっとこの状況のままなのです。
辛いです。本当に辛い。辛い。辛い。でも許されない。だから闘い続けるしかない。自分が我慢さえすればいい。
そうしないと生きてはいけません。生活ができなくなります。
これが障碍者になった今の私を取り巻く状況に感じています。
本当は違うのかもしれません。もっと暖かい環境にいるのに気づけないだけなのかもしれません。
この部分が障害ゆえなのかもしれません。
でも、私の目に映るのは茨の世界なのです。
休むことは許されない。だから死ぬ気で働くしかない。働くのをやめたら終わり。
新しい職場はとても所です。私はいつも職場に恵まれています。ありがたいです。
良い人たちに恵まれている恩を返したくなります。一層頑張ってしまいます。
いずれにしろ頑張ってしまうようです。
身体は疲れています。へとへとです。しんどいです。
でも心は前を向いています。
がんばります!
…で文を閉めたくなりますが。それじゃダメなんでしょうね。
でも頑張ってしまいます。
助けて。