千葉障碍者職業センターで1回目の心理検査を受けました

千葉障碍者職業センターで1回目の心理検査を受けました

高次脳機能障害になって丸々4年経過。
現在の障害の状況を正確に理解して、次のステップにつなげたくて3回目の心理検査を受け始めました。

千葉障碍者職業センターで1回目の心理検査を受けてきました

高次脳機能障害と判定を受けてから丸4年です。
最初は自覚が無く地獄のような苦しみを味わいました。
その後復帰を試みるのですが失敗の連続。自信を失い過ぎて二次障害を起こしました。

 

しかし工夫を凝らすことで受傷前の仕事に復帰。
その後も新しいチャレンジを繰り返し今に至ります。

 

工夫の結果、仕事もうまく良くようになると、心と体に余裕ができ始めます。
現在は「もっと大きなことができるのではないだろうか?もっと収入を得られるのではないだろうか?」と自信を持てるまでに回復しました。

 

しかし高次脳機能障害は自覚が大変難しい障害です。自分では「もっと高みを目指せるのでは?」と考えていても、実際はそこまで脳が回復していない可能性があります。というかその確率の方が大きいでしょう。
いままでさんざん失敗を繰り返しています。転職をするにしても同じように失敗をしては大ダメージです。

 

そこで「自分の現状を知ることはできないか?」と千葉リハに相談してみたところ、千葉障碍者職業センターで就業に向けた検査を受ける事になったのでした。
そして昨日11月28日に検査を受けてきました。

 

こんな感じの検査でしたよ…と書きたいのですが、細かく書くとこれから検査を受ける人たちに差しさわりが出ます。正確に検査できなくなりますからね。
そこで検査に影響のないざっくりとした流れのみを紹介していきます。

 

「高次脳機能障害者の就業はこのような手順を踏むのだなぁ」という参考にしてください。

 

千葉障碍者職業センターにて就労に向けた検査を受けた記録

千葉障碍者職業センターの場所と行き方

【地図での全体像】

 

現地への行き方別の記事でも書いたのですが記憶障害の悲しさ。昨日が2回目の訪問だというのに迷子になりました。道を思い出せなかったのです。というわけで再掲します。

 

ひとまとめで書くとこうなります。超重要メモです!

 

まずは京成津田沼駅へ行く!そしてこの電車に乗る!

・京成津田沼駅で【京成千葉線】に乗る。
・そして【新千葉駅】で降りる。

 

新千葉駅を降りた直後はどこに進めばいい?

進み方
・駅の改札は一つしかないので出口は一つ。
・駅の改札を出たら右手に踏み切りを見ながら、まっすぐと線路沿いの細い道を前進する。
・スグに車が通れる道に出るので左折する。

 

改札を出た直後の自分の目線

 

道を上から見るとこうなっています。新千葉駅を降りたらこのように進もう!

 

細道を進んで、再び車道へ出たら左折せよ!

線路沿いの細道を歩くと二つ目の踏切があります。
そこで左折です。

 

小学校を左手に見ながら坂を下ろう

左側には小学校があります。小学校に沿って歩きます。
路は下り坂になっています。坂を下ります。

 

 

大きな道に出たら右へ進もう

今通ってきた道は細めのわき道。この道は大きな道路に出ます。
大きな道に出たら右へ進みます。
駅とは雰囲気が違い過ぎるためなんとなく不安になりますが、この大きな道沿いに千葉障碍者職業センターがあります。

 

大通りに出て右へ進む直前の自分の目線

 

上から見るとこのような状態

 

大通りに出て右を向いた直後の自分の目線

 

 

ついに千葉障碍者職業センターへ到着!しかし…

迷わなければ駅から歩いて15分~20分程度でしょうか。毎回道に迷っているので正確な移動時間はわかりませんが、大体そのくらいの感覚かな?

 

何回か千葉障碍者職業センターへの道をまとめたのですが、当日に現地へ向かおうとすると…

 

「行き方が思い出せない」

 

この現象に襲われます。でも現地へ何とか到着すると「うん。確かにこういう道だったよなぁ」ってなります。

 

つまり、もうすぐ5年になるにもかかわらず、正しく記憶が想起できない状況が続いているわけです。本当に困ります。

 

なんとかゴールにはたどり着けます。工夫をしているので。でも普通の人だったら3回目なら地図を見ずにたどり着けるでしょう。でも私はたどり着けません。

 

「やっぱり記憶障害があるんだなぁ…」

 

自分の脳の障害を再認識してしまうのでした。がっかり…。

 

高次脳機能障害の心理検査はどんな感じだった?

障害の検査の内容をここに細かく書くのはNGです。カンニングになりますから。だから問題の内容については書きません。

 

検査時間は1時間ちょっとぐらいかな?全体の時間は2時間なのですが、いろいろと手続きなどもしますし。

 

検査をしたあとは疲れましたね。苦手な作業をしているからでしょうか?緊張して取り組んでいるからでしょうか?

 

「自分で運転して来るのは止めた方が良いなぁ」と改めて思いました。知らない道ですし。

 

ちなみに検査を受けた人は私と、もう一人の男性でした。

 

検査室に入って説明を受けるところからが検査の範囲内に入っていそう…と感じ取りました。

 

記憶障害があると説明された問題を頭に留めておくのが大変なんです。気を抜いた瞬間に思い出せなくなってしまいますから。だから私は執拗なまでにメモを取ります。

 

でも検査場内ではメモも一切禁止です。聞いた説明を覚えるしかない。それが私にとっては検査よりもはるかにきついです。その辺りも全部含めて検査なのでしょうね。

 

常時全神経を張り詰めているため。脳疲労が一気に蓄積します。そのため検査が終わるとグッタリ。帰りに千葉駅のビックカメラに寄ろう!とは毎回思うのですが、「疲れたからやっぱりいいや」となってしまいます。

 

ちなみに今回は初めて迷わずに京成新千葉駅へたどり着けましたよ。道を思い出せましたよ。ここでも脳が回復している実感がありました。よしよしよし。

 

心理検査を受けた感想まとめ

今回、一人で不慣れな場所に出向いて、自分の弱点を突く心理検査を受けたわけですが、まとめるとこうなりますね。

 

  • 電車に乗るまでは降りる駅を思い出せなかった。
  • 電車に乗ると降りる駅がどこか(新千葉)を思い出せる。
  • 思い出すきっかけは車内の路線図
  • 事前に駅から千葉障碍者職業センターまでの道を思い出せなかった。
  • しかし実際に道路を見ると道を思い出せる。
  • 大道路沿いはビルに囲まれており、スマホの電波が絶望的に入らない。(Pixel6a)
  • 私の弱点は「慢心をしてミス」があるので、どんなに簡単な問題でも慢心しないように心がけた。
  • 筆記用具は現地で貸し出されるものを使用する事。
  • 消しゴムは使わない。
  • 次回はお薬手帳の持参を忘れない。
  • 担当者は2人いるらしい。
  • 千葉リハ作業療法士さんは心理検査には同行しない。
  • 千葉リハが参加するのは、すべての検査が終わった後の振り返りの会の時。
  • 当日は4Fの現地に直行する。
  • 次回の検査は午前+午後の長丁場。

 

このようになりました。次こそお薬手帳を忘れないようにしなければ!というわけですでにカバンの中に用意しました。これで忘れることは無いでしょう。

 

よしよしよし。

 

今回で3回目の千葉障碍者職業センター訪問な気がします。それでも目的地までの経路が正確に思い出せないのは困りものです。

 

やはり障害があるのですね。新しい取り組みが非常に苦手となっています。新し物好きなだけにしょんぼりです。